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2月のはじめにカーニバル休暇がありました。最も商店や会社などは普段通りに開いていて、学校関係だけがお休みになるだけなのですが、せっかくなので、ガリシア地方に一泊二日の小旅行をしてきました。ガリシア地方は、スペインの北西部(ポルトガルの北)にあり、カンタブリア海と大西洋というふたつの海に囲まれています。リアス式海岸で、多くの入り江があり、切り立った岸壁の風光明媚なところです。内陸部にはなだらかな山々もあり、とても自然にめぐまれた場所でもあります。おまけに温泉まで湧いています。
温泉は、高級ホテルの施設として、温水プールやサウナのような形で入るタイプが一般的です。水着をつけて入ります。オレンセという県には、川の中で温泉が湧いているところがあり、日本から大工さんを呼んで、すっかり日本式の露天風呂を作ってしまったところがあります。レストランではお寿司を出し、温泉グッズまで売っているというのですから、かなりの入れ込みようですね。Webサイトはこちらです。スペイン語がわからない方でも、和風のバックミュージックと写真で楽しめるかと思います。
さてわたしたちは、このオレンセの温泉にもひかれたのですが、もう少し西まで足を伸ばしてみることにしました。目的地はポンテベドラ県です。この辺は、アルバリーニョ種という香り高い、爽やかな白ワインの産地です。大西洋に面しているので、もちろん海産物もとっても美味しい。いつもは簡単に手が出ないカニやエビも、レストランで食べても安いし、美味しいし!! 魚もニンニクで香りをつけたオリーブオイルでさっと焼いただけなのに、とっても美味しい。鮮度はもちろん、この辺では魚介類を食べる割合が高いので、良い物が出回るのでしょうね。そしてガリシアは、うらやましいことに野菜や牛肉も美味しいところなのです。パンももちっとして美味しい。決して見た目に華のある料理ではないのですが、素材が美味しいので、手をかけなくても美味しくできあがるのでしょう。
ポンテベドラ県には、ラ・トハという、100メートルほどの橋でイベリア半島とつながった島があります。ここにも温泉があり、温泉施設を備えた4つ星以上のホテルが数軒あります。オフシーズンの現在で一泊ツイン朝食付きの料金が、120ユーロ(約19,000円)前後です。スペインではホテル料金の表示は通常一部屋あたりですので、一人あたり10,000円くらいということになりますね。夏のハイシーズンは倍の料金になることもあります。ちなみに、わたしたちは節約して、温泉施設のない普通の3つ星ホテルに泊まりましたが、ツイン料金40ユーロでした。
このトハ島には、1899年に創業した「La Toja(ラ・トハ)」というメーカーの石けん工場があります。トハ島でとれるミネラルたっぷりの塩入り石けんや、温泉の素、デオドラント商品などを売っています。また、細部にわたってすべてにホタテ貝の殻を施している教会もあって、写真スポットになっていますが、どうして貝殻なのかは詳しい理由はわからないそうです。きっときれいだからですね。
他に、1時間ほどの遊覧船があります。このへんの風景は、宮城県の松島によく似ています。船底の一部がガラスになっていて、水中が観察できるようになっています。残念ながら、エンジンの音に驚いたのか魚は全く見えませんでしたが、ムール貝の養殖の様子がよく見えました。
そして、お楽しみはとれたてムール貝の食べ放題。白ワインとジュース、水なども飲み放題です。おそらく海から取り出して、大して洗わずにさっと茹でただけのものですが、ぷりぷりしてとても美味しかったです。ムール貝はオレンジ色がメスで、白っぽのがオスだそうです。ちなみに料金は大人一人13ユーロ(約2,000円)。子ども一人6ユーロ(約960円)でした。
と、こんな感じで、風景を楽しみながらお散歩し、美味しい物を食べ、温泉に入ってゆっくりするくらいしかないところですが、リフレッシュできて大満足。有名な観光地では飽き足らない方には是非お勧めしたい場所です。
画像上右:貝殻で覆われたラ・トハの教会。残念ながら、貝殻の一枚一枚に落書きがありました。
画像上左:ラ・トハに続く橋。夏には海水浴もできそうな砂浜が広がっていました。ただし、貝殻が多いので、サンダルは必須です。
画像下右:ムール貝の養殖。1キロ3ユーロ(約480円)もしない理由がここにありました。
画像下左:遊覧船内でムール貝を食べる人たち。オフシーズンにもかかわらず満席でした。ポルトガル人が多かった印象があります。
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