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スペインの今夏は8月でも上着が必要なくらいでした。ある日、ちょっとした用があったので、道路沿いに設けられた駐車スペースに車を停めました。この日は残暑とでもいうのか、久しぶりに気温が上がり、まぶしいくらいの日差しでした。スペインには立体駐車場がほとんどなく、町中の主要な広場の地下が駐車場になっていることが多いものの、ほとんどが道路の一車線弱をつぶして駐車スペースにしています。青いラインで仕切られているところが有料の駐車スペースです。
このスペースは、平日でも午後2時から4時半まではシエスタ(昼休み)の時間なので無料です(日曜、祝祭日は終日無料)。一回あたり2時間まで停めて良いことになっています。ですので、この日、わたしたちは昼12時から2時間分のお金を入れて、(無料分とあわせて)4時半まで停めて良い権利を獲得したつもりでした。切符自動販売機の画面にも16時30分の表示を見たような気がしたので、出てきた駐車切符を確認することをしませんでした。
駐車切符は半分ちぎって、車のフロントガラスから見えるところに置いておきます。市役所の係員が定期的にそれを見てまわって、タイムオーバーしている車や切符を置いてない車を探し、違反車には違反切符をワイパーにはさんでいきます。この係員、10分でもタイムオーバーしている車には、デジタルカメラで写真に撮って違反切符を切る、と容赦ありませんが、二重駐車や駐車禁止のところに置いている車には何もしません。つまり、しかるべきところに車を停めて切符も買ったのにちょっと用事が長引いてタイムオーバーすると罰金をとられるのに、その隣に二重駐車した車はお咎めなし、なのです(まぁ、あまりひどい二重駐車や違法駐車はレッカー移動されますが)。
さて4時半まで時間はたっぷりある、と思い込んでいたので、ゆっくり用事を終わらせ、車に近づくと何か紙がはさまっています。「広告?」と思って、紙を見ると、違反切符。「ん??ちゃんと切符は買ったはずだけど。」と思って、よく見返してみると普通に買ったはずの切符は、違反金支払い用のものでした。言い訳になりますが、通常の切符と違反金支払い用のそれは、デザインも色合いも変わらず、ぱっと見にはわかりません。二番目の画像の右下、青い線が上下にある切符の「11時59分」という表示を見てください。通常のものならば、これは「11時59分」まで駐車可能ということになります。それ以上、停めていれば取り締まり対象。この切符の下の方にある「ANLACION」という文字。これは「キャンセル」という意味です。
これまで気にしたことがなかったのですが、通常の駐車用切符を買う販売機で、駐車違反金を支払うための切符を買うことができたのでした。違犯金を支払った領収書にあたるこの切符を、通告書とともにフロントガラスにはさまれていた封筒に入れ、販売機の上の方にあるポストに入れれば手続き完了、という仕組みです。違法駐車時間が30分までなら1.90ユーロ。1時間までなら3.70ユーロで、簡易的な手続きで済みますが、それ以上は15.00ユーロで、車の登記住所宛に通告書が郵送されてくるので、銀行振り込みか直接交通局に支払いに行かなければいけないらしいです。
わたしたちが違反に気がついたとき、すでに2時間近くが経過しており、近くを通りかかった係員に事情を説明しましたが、やっぱり取り合ってもらえず。よく考えてみる11時59分から最大2時間のチケットを買っても昼休みの14時にはならないので、こちらの思い込みだった可能性もあるわけです。しかし、うーむ。違反金支払い用の切符を買うためには、わざわざ黄色いボタンを押す必要があるので、間違えるはずはないのだけどなぁ。いたずらか??
取り締まりにあった日が8月27日。それから一週間が経ちますが、駐車違反について音沙汰ありません。いつものようにお役所仕事は時間がかかるのでしょうが、なんとなく気持ち悪いので、さっさと払ってしまいたい気分でいます。
画像上:駐車切符自動販売機。上の方にある矢印のところが、違反金解消用の切符を入れた封筒を入れるポストになっています。真ん中の右の大きな白い円の中に通常の切符の買い方の他に、違反金解消用切符の買い方を説明してありました。左に小さく縦に三つ並んだ黄色いボタンを押す必要があるので、間違わないと思うのですけどね(通常切符は、下の大きい緑のボタン)。
画像下:左から駐車違反の通告書。右上が違反金解消用切符を入れる封筒。下が違反金解消用切符。くどいようですが、通常の駐車切符と同じデザインです。 |