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6月の「各国いまどき報告」でも書いた9月で3才になったばかりの息子の幼稚園がいよいよ始まりました。25人を4つのグループに分け、初めは慣し保育で1時間半ずつ。初日は自分の運命を知らず(笑)、大人しく教室に入っていった子どもたちですが、2日目になるとお母さんにピッタリくっついて離れない子、泣く子、硬直している子、なんともなく友だちと走り回っている子、それぞれでした。それでもなんとか先生にうながされ、前の子の肩を持って電車を作り、みんな自分の足で教室に入っていきました。
日本のような入学式はありません。単なる学校の初日、といった雰囲気で、子どもたちも親たちも普段着。デジタルカメラやカメラ付き携帯電話もポピュラーになってきたスペインなのですが、一生懸命写真を撮ったり、ビデオをまわしたり、という親は少数派でした。観光地で記念写真は撮りますし、結婚式の写真もプロに頼む人が一般的ですから、子どもの入園、入学、というのは大した行事ではないのでしょう。
そういえば、授業参観や運動会もありません。親に見せるために、なにかをみんなで作り上げるということは、ほとんどありません。学校での様子は、お迎えの時(防犯上の理由から子どもの送迎は10才くらいまでは必ず保護者がします)に担任に聞いたり、どうしても気になることは話し合いの場を設けてもらったりします。我が家の場合は、とりあえずみんなと同じようにお絵かきを持って帰ったり、学校で習ったらしい新しいスペイン語の歌を口ずさんでいれば、なんとか授業に参加しているんだなぁと判断しています(苦笑)
日が経つにつれ、最初は1時間半だった保育時間が2時間になり、3時間になり、4つのグループの2つを統合して授業が行われ、最終的には10月から、朝9時から昼2時までの5時間、1クラス25人で授業が行われるようになりました。給食は学校によってあるところとないところがあるのですが、うちの場合は果物やビスケットなどの簡単なおやつを持参します。
9月の慣らし保育期間中はアシスタントの先生がいたのですが、10月からは担任ひとり。日本でいえば、年少さんよりさらに小さい子どもたち25人をひとりの先生が見るのですから、そりゃおもらしの世話までしているヒマはないだろうなぁというのが実感。おもらしといえば、「トイレは自発的に行ってもらいます。こちらから声かけはしません」と事前説明会ではっきり言われ、厳しいなぁ…と思いました。
教室の入り口には、自分のコートやおやつ袋をかけるフックがあり、それぞれ自分のマークと名前が貼ってあります。2才半から3才半というと、言葉や認知、社会性がとても発達する時期なので、自分のフックという認識ができない子もいれば、自分の名前を読める子もいて、世話をやいたりやかれたり、小競り合いしながら、集団の中で育っていくというのが基本方針のようです。
3才でも希望すれば課外活動が設けられており、ほぼ実費だけで参加することができます。これは、PTAが中心になって運営しています。3才児から参加できる課外活動には、陶芸、読書、モダンバレエ、演劇などがありました。もう少し大きくなると、水泳、英語、絵画、パソコンなど選択肢も広がるようですが、説明会のときに「これは教えられる、という方がいらしたら、いつでも開講の準備をします!」と言っていたので、先生は父兄という場合も多いのでしょう。
入園後、最もインパクトがあったのが「しらみ」。スペインでは、集団生活でしらみがうつるのはよくあることで、入園早々、「しらみが発生しています。十分注意してください」というお知らせの紙をもらいました。しらみ退治用シャンプーはもちろん、予防用の学校シャンプーなるものも売られています。丸坊主にしてしまう男の子もいます。我が家はせっせとシャンプーに励んでいますが、いつかはもらってくるのでしょうねぇ。
画像上:薬局。左がしらみ退治用シャンプーの宣伝。
画像下:電車になって教室から出てくる最年少クラスの子どもたち。
【短信】扇風機を片付けたかと思ったら、早速暖房の準備。10月末になると冬時間に戻るので、ますます夜になるのが早くなります。(10/5)
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