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日本みたいに、周期的にとある方法のダイエットが流行する、なんて現象は全く見られないスペインですが、塗って足を細くするジェル、一週間で一キロやせるシール、カロリー消化を助けるサプリメント、などなどダイエット商品はたくさんあります。
どこのスーパーにも「自然食品」を謳い文句にしたコーナーがあり、砂糖抜きのチョコレート、ビスケット、繊維質がたっぷり入ったコーンフレークなどなどが売られています。スペインのコーヒーはエスプレッソタイプで、お砂糖をたっぷり入れる人が多いのですが、そのカロリーを気にする人はカロリーなしのサッカリンを入れます。BARやホテルなどでも、サッカリンくださいと頼めば必ず出てくるほどポピュラーです。各種のスポーツクラブやフィットネスクラブなどジムもあちこちにあり、屋内プールもあり、スポーツをしようと思えば、日本並みに環境は揃っています。
が、一番問題だよなぁ、と思うのは子どもの食生活。市販の離乳食にも砂糖が使われており、小児科でも食べさせるように指示される子ども用ヨーグルトは甘い甘い。一才になる頃にはポテトチップスをはじめ、スナック菓子を食べさせることにあまり抵抗を感じない人がほとんど。公園におやつを持ってきて食べる親子が多いのですが、「バナナとヨーグルト」とか「サンドウィッチとジュース」とかはマシな方で、油が酸化していそうな袋菓子をやっと歩き出したくらいの子どもに持たせて食べさせている人を見ると、大丈夫かなぁと他人事ながら心配になります。とはいえ、我が子も保育所でポテトチップスをもらって食べているらしいし、袋菓子を持っている子のところに駆けつけていって、スナック菓子をねだったりするわけなのですが(涙)
驚いたことに、雑誌の「子どもの食生活を見直そう」という特集記事の中でも、おやつにナッツ入りミルクチョコレートを勧めていました。確かにチョコレートの中にはポリフェノールが含まれており、動脈硬化を防いだり、アレルギーに効果的だったりするようですが、味覚や食べ物の嗜好が定まっていない小さい子どもに勧めなくてもなぁ・・・。そしてやはりスペインでも子どもの肥満が問題になっています。
大人の食生活、つまりスペイン料理はオリーブオイルとニンニクが欠かせません。冬は非常に寒く、乾燥もしているので、たくさん油をとるのは理に適っているところはあるのですが、それでもBARでビールを飲みながら、豚の顔の揚げ物をつまみ、煮込み料理のラードの塊を「これが一番美味いんだ」とパンに塗って食べ、ディスコで騒いだ翌朝にはチョコレートを溶かした飲み物にチューロス(小麦粉を練って揚げたもの)をひたして食べてれば、カロリーオーバーにもなるというもの。朝ご飯はコーヒーと菓子パン、昼はたっぷりデザートまで、おやつをつまんで、夜は10時に夕食、というスタイルも太りやすそうです。
まぁ、日本ほど太ることに抵抗がないというか、多少太っていても気にしない人が多い大らかなお国柄。食事に招待されると、「もっと食べろ、もっと食べろ。スペインでは太ってる方がもてるんだ(これはウソっぽい)」などと言う人までいます。細くてスタイル抜群な若い女の子が圧倒的に多いのは、学校でじぃっと座っているのは半日だけで、週末はディスコで朝まで踊っている、のが良いのかなぁ。いや、きっと食事の量にも気をつけているはず。ただし、多くの人は年をとるにつれて太ってしまいます。「日本食は健康的」と「寿司・刺身・天ぷら」がお決まりのように紹介されることが象徴しているように、食べ物についての正しい知識が浸透していないのが問題なような、まぁあまり気にせず食べ過ぎずに適度に運動するのが健康に人生を謳歌するコツのような。とりあえず成人病には気をつけていきたいと思っています。
画像上:日本で飲んだあとには屋台のラーメンが食べたくなる感覚でしょうか、スペインではチューロス(小麦粉を練って揚げたもの)をホットチョコレートにつけて食べます。手前に写っているのはサッカリン。小さい粒を入れるだけで砂糖を変わらない甘さが味わえますが、原料がトルエンと聞くと子どもには食べさせたくないですね。
画像下:オリーブオイルとニンニクたっぷりのパエリア。
【短信】10月3日は、スペインで金環日食が見られました。地方紙のおまけの日食観察用メガネを持って観察してたら、近所の人がたくさん出てきて、メガネを貸してあげることに。おかげで肝心のリング状態はちょっとしか見られませんでしたが、ゾクゾクっとしましたよ。
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