■自動販売機 2005.5.16 update

わたしはバリャドリッド市内から15キロほど離れた人口6千人の村に住んでいます。カスティージャ・イ・レオン地方の中では大きな村のひとつです。スペイン語では「村」となりますが、日本なら「町」となるくらいの規模です。前置きは長くなりましたが、そんな村の中には飲み物の自動販売機がひとつもありません。あるのはタバコの自動販売機だけ。しかも全てBARの中にあり、道にあるものは皆無。

まぁ、これはうちの村に限ったことではなくて、スペイン全国どこでも事情は同じです。おそらく、壊されたり、代金を盗まれたり、いたずらされたりといったことがあるので、防犯上、外に置くことはないのだと思います。またどんなに小さい村にもBARがあるので、そこに行けばタバコも買えるし、ジュースやコーヒーも飲めるし、という背景もあります。

飲み物の自動販売機があるのは、体育館やバス駅、空港などの公共施設です。これまた防犯上の理由で、ガラスケースに見本が並べられていることはなく、縦に並んだボタンの横にジュースのマークがはってあるだけのものが一般的です。

スペインならではの買い方のコツ?は、お金を入れても途中で詰まってしまうなど、壊れていることがよくあるので、小銭から入れて様子を見ること。おつりが出ると書いてあっても、出ないこともよくあるので、出来ればおつりが必要ないように入れること。ちなみに夫はおつりが出ないので、機械をガンガンたたいたら、自分が入れたお金よりもたくさんのおつりが出てきたことがあるそうです・・・。

日本に旅行した友人が、「温かい缶コーヒーや、熱燗まであった!」と非常に驚いていました。そういえば、スペインには温かいものと冷たいものが一緒に並んでいる自動販売機はありません。温かいコーヒーの自動販売機はみんな紙やプラスティックのコップに出てくるタイプです。

逆に、スペインでしか見たことがないのは、オレンジが特産のバレンシア地方で見かける生オレンジジュース自動販売機。お金を入れてボタンを押すと、生のオレンジがごろごろ回ってきて、ジューっと絞られ、紙コップに出てくる仕組みです。オレンジの絞りかすはちゃんと掃除できてるんだろうか、オレンジは腐ってないだろうかとか衛生面が気になるところではありますが、好奇心で試してみたところ、まずまず美味しかったです。

そうそう、バリャドリッド市内にはパンの自動販売機がひとつだけあります。パン屋が開いていない時間に買いたいときは便利かもしれません。お金を入れて番号を選択すると、ゲームのようにクルリンとお菓子が落ちてくる自動販売機もサービスエリアや公共施設などにあります。スペインには自動販売機もほとんどありませんが、それ以上に24時間開いているコンビニがないので、割高になりますが、わりと買っている人を見かけますね。

ジュースやタバコの自動販売は外にないのですが、銀行のキャッシュディスペンサーはあらゆる街角にあります。囲いはなににもなく、アパートの壁の一部がディスペンサーになっているところもたくさんあります。24時間、日曜祭日、いつでも使えます。カードと同じ銀行ならいつおろしても手数料はかかりません。銀行間でグループがあって、グループ内なら手数料がかからなかったりするのですが、系列が違ったり、「該当銀行がある町で、その他の銀行からおろした場合は手数料有り。該当銀行がない場合は他の銀行からおろしても手数料なし」など、銀行によって細かい手数料が設定されているので注意が必要です。

また、おろしたお金を狙う強盗や、なんらかのエラーでカードが飲み込まれちゃうなどのトラブルにも注意しなくてはいけないのがスペインの悲しいところではあります。わたしなんかは、できるだけ銀行内のディスペンサーでおろすようにしています。

画像上:生オレンジジュース自動販売機。バレンシア地方以外で見かけたことはありません。
画像下:銀行のキャッシュディスペンサー。モニター部分に落書きがあります。



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