■つまらないテレビ番組 2005.4.18 update

息子の日本語教育を考えて、我が家では去年からJSTV(日本語衛星放送)を入れました。毎月50ユーロの受信料金を払っていないので、ニュースといくつかの番組のさわりしか見られないのですが、それでも久しぶりに見た日本のテレビ番組の面白さに驚きました。科学系バラエティ、雑学番組、などなどスペインにはないジャンルのものばかりで、外国人として住んでいる以上、あまり国の習慣や文化について文句は言いたくないのですが、あーこっちのテレビって本当につまらない・・・と悲しくなってきます。

スペインのテレビ局は全国ネットが4局。これにローカル局が1つか、2つ。国営放送にもCMが入り、番組構成も民放局とほぼ同じです。日本の教育テレビのような子ども向け教育番組や教養番組などが流れているチャンネルがあれば、スペイン語の勉強にもなるのになぁとよく思うのですが、子ども向け番組はぬいぐるみが歌ったり踊ったりする「ロス・ルーニーズ」があるくらいで、あとはアニメが数本。基本的にテレビは子どもに悪影響を与える、ということで、子ども向け番組は少ないという話を聞きましたが、個人的には少々疑っております(苦笑)

というのも、自然や海外紀行などのドキュメンタリーもののほぼ全てがフランスやイギリス制作の翻訳ものばかりだからです。アニメも日本製(キャプテン翼やポケモン、ドラえもん、クレヨンしんちゃんなどが人気です)やアメリカ製で、スペイン製のものは見たことがありません。わくわく動物ランドがWAKUWAKUとして流れていた時期もありますし、どっきりカメラ・USA版もよく流れています。

少し前には、グラン・エルマノ(一般公募で選ばれた男女を一定期間拘束し、24時間テレビで中継する番組。視聴者の人気投票で拘束される男女は減らされていき、誰が最後まで残るかを競う)や、オペラシオン・トリウンフォ(一般公募で選ばれたスターを夢見る男女の強化合宿で鍛えられていく姿を中継する番組。これも人気投票で訓練生は減らされていく)という、「Telerealidad(テレビ疑似現実)」番組が大流行しましたが、今ではすっかりなりを潜めています。ちなみにこのふたつの番組も他の国で流行っていた番組の焼き直し・・・。

ニュース、芸能人ゴシップ番組、料理番組などの他には、人探し番組(子どもの頃に生き別れになった兄弟に再会する類のお涙頂戴番組)もポピュラーです。歌番組もありますが、トップテン的なものはないので、年末などスポット的に放映されます。

興味深いのが、歌番組なのに合間に入るダンスが必ずといって良いほど、半裸に近い衣装であること。時に子どもが出演するゲーム番組なのに、司会者がビキニだったりすることです。まぁ、町を歩いている普通の女の子でも5才くらいからおへそが出る短いTシャツを着たりしますから、お色気ムンムンというのが歓迎されるお国柄なのだと思います。客席が映る構成になっている番組が多いのも特徴のひとつ。連続ドラマも中南米からの輸入物が多く、これがまた笑っちゃうくらいのメロドラマです。

映画は毎日やっています。一本目が夜10時から始まるのですが(ちなみに二本目が深夜1時くらいから)、ちょっと始まりが遅いのはがまんするとして、合間に入るCMがなんと20分以上も延々と続くのだけは勘弁してほしいと常々思っています。筋を忘れちゃうどころか、映画を見ていたことすら忘れちゃう長さですものねぇ。

スペインのテレビが面白くないと思っているのがわたしだけではない証拠に、視聴率のトップはほとんどいつもサッカー中継です。地上波に飽きたらず、衛星放送に入っている人もたくさんいます。契約によっては100チャンネル以上の中から見たい番組を選べますし、映画、アニメ、ドキュメンタリー、料理、旅行、など専門チャンネルが24時間番組を流しているというのが魅力ですね。

画像上:数年前は、滅多に見なかった液晶大型テレビも普通に販売されるようになってきました。
画像下:Los Luunis。朝昼晩と一日3回放映があります。キャラクターグッズやDVD、CDなども売れているようです。

【短信】3月末の日曜日未明からサマータイムに変わりました。日本との時差は7時間です。夜9時くらいまで明るいので、公園もBAR(バル)もたくさんの人でにぎわっています。(4/8)



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