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この冬は、中国各地で雪の被害が相次ぎました。上海でも珍しく雪が数十センチ積もり、その後の氷点下の気温で凍ったため、1月末に降った雪が春節(旧正月、2008年は2月7日)明けまで残ったところもありました。もっとも、そのころにはすでに真っ黒になって、雪なのかコンクリートなのか、判別が難しい有様ではありましたが。この数年「暖冬だ」といわれていましたが、今年はぴんと張り詰めた空気が痛いような日が何日か続き、久しぶりに冬らしい冬を過ごしたような気がします。
私は寒がりなので冬は外に出るのが億劫なのですが、買い物に行きたくないときでも、最近はスーパーマーケットのオンラインショップで頼めば、当日か翌日に配達してくれるようになっています。地元の大型チェーンや外資系の地元密着型スーパー、外国人向けのスーパーなどがオンラインショップを展開しています。商品も、生鮮品から日用品に至るまで、普段使うものならたいていは手に入ります。たくさん買えば配送量も無料になるところが多いので、かさばるものも一緒に頼めばとても楽ちんです。
この冬、私は中国のネットショップを何度も利用しました。日本で言えば「Yahoo!」や「楽天」といったオークションやネットショップに当たるもので、「淘宝網(Taobao-wang)」といいます。私がこの数ヶ月で購入したものは、ミシン糸のセットや座椅子、ウレタンマットなどです。これらはなかなか巷で気に入ったものや必要なものが見つけられずに困っていたので早速買いました。
淘宝網では、洋服からブランド品、携帯電話、パソコン、家電、日用雑貨、ペット、食品、園芸用品などあらゆるものが見つかります。ユーズド商品やオークションになっているものもあります。普段行くお店で見つけられないものや、「日本では売っているのになー」というものを、いろいろなキーワードを組み合わせて検索すると探し出せることが多いです。ある日本のカタログ通販会社もこの淘宝網でネットショップを展開しています。
ただ、残念なのは、商品のほとんどが中国製であるにもかかわらず、輸出向け商品をそのまま販売することが許されていないので、「メイドインチャイナの製品を日本から輸入して販売」していることになり、値段はずいぶん高くなってしまっています。ものによっては、日本で買って郵送してもらったほうが少しお徳かも…ということさえあります。
支払いは、商品が届いたときに宅配業者に直接代金を払う「代引き」や銀行振り込みが利用できることもありますが、淘宝網をはじめ、中国の多くのネットショップでは「支付宝(Zhifu-bao)」というシステムを推奨しています。これは支払いの仲介をするもので、買い手はまず、ネットショップやオークションで購入した品物の代金をこの支付宝に預けます。支付宝は、入金があったことを売り手に伝えます。売り手は支付宝から入金の連絡が入ったらすぐに商品を発送、買い手はその商品を受け取り、商品に問題がないことを確認した後、代金を売り手に支払うよう支付宝に対して連絡するというシステムです。もし商品に問題があって返品した場合は、支付宝から買い手に商品代金が返還されます。
支付宝への入金は、自分の持っている銀行口座のオンラインバンキングからでき、商品を受け取ったあとの処理も、暗証番号を入力する以外はすべてワンクリックでできるのでとても便利です。それに、直接お金を振り込んだのに商品が届かないということや、買ったものと違う商品が届いたなどのトラブルがあってもお金だけ取られてしまうということがないので安心です。
ネットでの買い物は顔が見えない取引だけにトラブルももちろん多く、毎日のように新聞の記事になっています。「うちは支付宝が使えないから銀行へ振り込んで」といわれて支払いをしたのに商品が届かず、そのうち連絡先の電話番号もつながらなくなったという話や、宅配業者が中身を盗んでしまったという話もよく聞きます。欺す人が悪いのは当たり前ですが、中国ではまだまだ欺されるほうが悪いとも言われます。私もネットショップを利用するときは、できるだけ店主とチャットなどで商品や金額を確認するようにしています。
画像説明文:
画像:ネットショップ各社のトップページ。上から順に、ベルメゾンネット(Bellemaison)、淘宝網(Taobao-wang)、XiaoCong.com。
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