■中国の新しい休日スケジュール 2008.1.22 update

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年の初めから恐縮ですが、先月の内容に訂正があります。「三が日はこちらもお休みになるため」と書いていたのですが、ちょうどその原稿を送信したあとに国務院(中国の最高行政機関)から2008年度の休日のスケジュールが発表されました。そして、「三が日」ではなく、今年は12月30、31日と1月1日が連休となりました。なるべく土日をつなげて連休にするようになったらしく、12月29日の土曜日が平日扱いとなり、それを31日の火曜日に回して、月・火・水の三連休となったわけです。

今までは春節・労働節(メーデー)・国慶節の七連休と、元旦の三連休だけが「国民の休日」だった中国ですが、今年から大幅に変更され、労働節のお休みが3日に短縮となり、代わりに清明節と端午節と中秋節のお休みが増えました。しかもそれぞれ土日につなげて三連休とすることになったのです。また、春節に関しても、今までは春節当日(旧暦1月1日)から連休が始まっていましたが、今年からは1日前の大晦日から休みになります。

清明節というのは4月の初めで、今年は4日です。昔からお墓参りの習慣があり、日本でいうところの「お彼岸」のような日です。都会にはお墓はなく、みな郊外なので、このころの土日は郊外へ向かう道がお墓参りの人で大渋滞するほどです。端午節は、日本の端午の節句ですが、こちらではやはり旧暦で祝うので6月の初めになり、今年は8日です。ちまきを食べたり、菖蒲やヨモギの葉を玄関に飾って厄除けとしたり、龍舟(ドラゴンボート)のレースが行われる地方もあります。中秋節はいわずと知れた中秋の名月の日で、今年は9月14日です。昔は一家そろって過ごした、中国の人たちがとても大切にしている節句です。

でも、これらの三節句は、今までは休日ではありませんでした。10年くらい前、私が大学で日本語教師をしていたとき、これらの節句が近づくと、学生たちが「家に帰りたいです」と嘆いていました。多くの学生がふるさとを遠く離れて寄宿生活を送っていたので、こういう日には特に家が恋しくなるようでした。実家が近くにある学生は嬉しそうに「今から帰ります」と出かけて行き、学校に戻ったときにはお母さんやおばあちゃんお手製のちまきや月餅をお土産にくれたりもしました。

今回の休日の改訂における過程では、労働節の休みが短縮されることに、レジャーによる経済効果の減少を危惧して反対する声もあったようですが、結果的には伝統文化の保護のほうが選ばれたのでした。

この件に関しては去年(2007年)の半ばごろからよく取り沙汰されるようになり、秋ごろに大まかな予定が決まったようですが、正式な発表は12月7日でした。ですので、今年のほとんどのカレンダーには、清明節、端午節、中秋節のお休みが記されていません。カレンダーは秋ごろにはもう出来上がっているのですから当然です。こういう大事なことをぎりぎりになるまで発表しないなんて、さすがこの国!と思ってしまいます。

こちらでは、たとえば国慶節休みの場合、10月1〜3日の国慶節休みとそのあとの平日を土日扱いとし、さらに次の土日とつなげて七連休にします。土日扱いで休みとなった平日分は、連休の前の週の土曜日と日曜日を平日扱いに振り替えられるので学校や会社に行かなくてはなりません。日本では「振替休日」はあっても「振替平日」はありませんが、こちらはきっちり「振替平日」があるのです。今年のカレンダーには、自分で、新しい休日と振替平日を書き込まなくてはならないようです。

画像:いずれも街(上海)の風景


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