|
早くも師走となりましたが、来年は2月7日が春節(旧暦のお正月)なので家の片付けも中国向けのお年賀状も、元旦を挟んでもまだまだ大丈夫なので、私には慌ただしさはまったくありません。それでも一部のデパートでは早くも11月末から歳末セールが始まっており、それもこれからどんどん加熱して、人々の動きもより活発になっていくことが予想されます。日本では12月だけですが、こちらでは12月、1月と、「年末気分」が続きます。
以前の「各国いまどき報告」にも書きましたが、三が日はこちらもお休みになるため、近場で旅行をしたり、ちょっと無理をして日本に帰国したりする方もいらっしゃるようです。
帰国といえばお土産が付き物。でも昨今の中国製製品問題を考えると、「中国のお土産です」といって喜んでもらえるものを探すのは至難のわざと言えるかもしれません。食べ物はもってのほかですし、だからといって工芸品も、いまどきのお宅では置き場所にも困ります。中国といえばお茶ですが、これもまた残留農薬が騒がれたりして気軽に人に贈ることができなくなりました。
そこで今日は、私がいつも利用するいくつかのお店や商品をご紹介したいと思います。
まずはじめは、花園飯店(ガーデンホテル)の中にあるショップです。買いやすい値段のものから大切な人に贈れるくらいのものまで、いろいろな雑貨や美術品がそろっています。いわゆるシノワズリ(chinoiserie=中国趣味)グッズが充実していて、シルクや刺繍の小物が比較的気軽に求められるようになりました。また、上海近郊の金山というところの人たちが描いた「金山農民画」のポストカードや額などもあります。確かな商品ばかりなので、あちこち歩く時間がない場合や、ちゃんとした贈り物をしたいときなどには重宝します。
また、上海博物館ミュージアムショップもお勧めです。行くたびに商品が変わっていて、いつ行っても何かしら見つかります。博物館の所蔵品をモチーフにしたノートやマグネット、しおり、絵葉書などの文房具や、オリジナルTシャツ、工芸品、今の時期ならば来年の卓上カレンダーもあります。毎年デザインが違っているのですが、これはいつも好評で、たくさん持って帰るもののひとつです。
「何でもいい。友達に“中国へ行ってきた”と分かれば」ということであれば、豫園界隈でチープな小物や5〜10分でできる印鑑などを購入してはいかがでしょうか。南側の上海老街には、ありとあらゆるお土産物屋さんが並んでいるので、値段の交渉をしながら見て歩くのも楽しいものです。前述のホテルの中の商品に似たようなもので、もっと値段の安い(ただし品質も落ちます)ものもたくさんあります。
また、今なら北京オリンピックのマスコットやマークのついたグッズを扱う専売店が市内のあちこちにありますので、それもお土産になりますね。ほかにもありますが、主な観光地でぱっとお土産を買うなら上記の場所が比較的便利かもしれません。
あとひとつ、最近見つけて、次回帰国時には買って帰ろうと思っているものをご紹介しますね。それは、刃物の老舗「上海張小泉刀剪」の包丁砥ぎ器です。私自身も使っているのが、これがとてもよく砥げるのです。お店のデモンストレーションでは、何度も砥いでいるため、なんと包丁の背の部分がすでに包丁になってしまっていました。あまりやると刃が減ってきそうですが、これで研いだ後だとタマネギもトマトの皮の部分もスパッと切れます。
お値段は、私が買ったときは20元(300円くらい)でした。「三秒快(3-SECOND OK)家用快速磨刀器」というヘンな名前ですが、中国語のできない方でも、この名前を紙に書いてお店にお持ちになればすぐに分かってもらえると思います。
□花園飯店(オークラガーデンホテル上海):茂名南路58号(地下鉄1号線陝西南路駅下車)
□上海博物館商店(ミュージアムショップ):人民大道201号博物館1階(地下鉄人民広場駅そば)
□上海博物館商店・新天地店:太倉路123号企業天地入り口(地下鉄1号線黄陂南路駅)
□上海老街:豫園南側の方浜中路一帯
□上海張小泉刀剪総店:南京東路490号
画像上右:上海博物館商店・新天地店
画像上左:上海老街。たくさんのお土産物屋さんが並んでいます。
画像下右:上海老街。毛沢東の絵のついたブリキ製タバコケース(Tin smoke box)。上にはライターなどが並んでいます。購入時には「要値切り」です。まずは言い値の半額くらいから...。
画像下左:北京オリンピック組織委員会公認のショップ。市内のあちこちにあります。
|