ようやく春らしい気候になり、若葉の緑が目にしみるようになってきた上海です。春はお出かけにはもってこいの季節ですが、週末ごとに雨が降ったり、または逆に日差しが強すぎて外に出たくなかったり、大人も子供もお天気が気になるこの頃です。今回は、退屈している子供を連れて行くのにちょうどいい、上海科技館をご紹介しましょう。
上海科技館は、上海市人民政府が3年余りの月日をかけて建設した大型の科学博物館です。2001年4月に開館しました。場所は、2010年に万博が行われる上海市の東側です。地下鉄の駅と繋がっているので、雨でも気軽に訪れることができます。建物は地下1階から地上4階までで、3階までが展示ホールとなって一般に開放されています。地下1階は、地下鉄への連絡口やフードコート、お土産ショップなどとともに、世界最先端の技術が導入されているという立体映画館と、寝た姿勢でドーム型のスクリーンに映される映画を見られる映画館、また科技館の所蔵品の展示室などがあります。
1階は、4D映画館やレストランなどの設備があり、地球の歴史を知る「地殻の神秘を探るコーナー」、キッズの科学コーナー、物理化学コーナー、雲南省の森林を再現した「生物万象展示区」、子供にCAD(Computer Aided Design)を体験してもらう「設計士のゆりかごコーナー」に分かれています。2階は、地球の生態や環境を学ぶコーナー、ロボットの世界、世界の蜘蛛を集めたコーナー、情報の時代の先端科学を見るコーナー、歴史に残る科学者について知るコーナーなどがあります。3階は、宇宙についてのコーナーと、人体についてのコーナー、「太空影院」と名付けられたDigistar3というシステムを使ったドーム型マルチメディアデジタル映画館などが設置されています。
それぞれのコーナーでは、展示を見るだけでなく、体験型のスペースが設けられており、たとえば1階の地殻のコーナーでは、地殻探査のエレベーターに乗って地球の真ん中へ行くというアトラクションのようなコーナーがあります。そこでは、途中でエレベーターが壊れてしまい開いたドアから外に出るという設定になっており、地震の揺れを体験できる橋を渡ることができるのです。また、「生物万象」の森では、熱帯の森の中にいるような気分が味わえます。時おり霧雨が降ってきたり、雷が光ったり、という手の込みようです。
キッズのコーナーでは、工事現場で働く人になったつもりで、ほかの子供たちと一緒に作業をすることができたり、大きな滑り台で遊んだり、テレビ電話を体験したりできます。触って遊べるものがたくさんあるので、小さな子供でもかなり興奮して一日中遊んでくれます。大人でも、博物館や科学館が好きな人ならゆっくり一日かけて見て回れます。映画は別料金ですが、これもなかなか迫力があって面白いのです。この科技館には4つの映画館があり、それぞれ最先端の技術が搭載されています。アジアでも最大級の科学映画館だそうです。
疲れれば、広い吹き抜けのあるホールで休憩もできますし、レストランもあります。時間内ならば、出口で手にスタンプを押してもらえば外に出てまた入場することも可能ですので、外の広場で子供を走り回らせてから、もう一度展示を見ることもできます。中国ならではの、広大な面積を使った大きな施設なので、その外観をみるだけでも価値があると思います。
□上海科技館
住所:上海市浦東新区世紀大道2000号
交通機関:地下鉄2号線「上海科技館」、地下鉄4号線「浦電路」下車
開館時間:9時〜17時15分 月曜休館
入場料:大人60元、学生(および身長120センチ以上の児童)45元。そのほかに各種年間入場カードもあります。
画像上右:鉱石の展示コーナー。
画像上左:パソコンを使ってクイズ形式のゲームなどで遊べます。子供たちに人気。
画像下右:キッズコーナー。大きな滑り台や、ポンプの実験器具などがあります。
画像下左:明るい吹き抜けのあるホール。疲れたらここのベンチで休みましょう。
|