| 皆さん、明けましておめでとうございます。今年の中国のお正月「春節(旧正月)」は07年の2月18日なので、こちらでは12月末からずっと、まだ新年になる前のあわただしい雰囲気が続いています。日本では元旦から亥年ですが、この原稿が皆さんのお目に触れるころでも、中国はまだ春節が来ないので「戌年」です。
旧暦の「今年」は06年1月29日から07年2月17日までですが、今年は特別な一年でもありました。この期間に2月4日の「立春」が2回、すなわち一年に2度春を迎えた上、閏(うるう)月といって、旧暦では二度7月がありました。偶数を吉数とする中国では、こういう「双春双閏」の年は結婚にうってつけだといわれています。
そして、この一年は「戌年」です。中国では「戌年に結婚、亥年に出産」をするといいと言われます。犬は「ワンワン」と鳴きますが、中国ではこれをおめでたく「旺旺(ワンワン)」と解釈し、「繁栄の年」とみなすのです。「双春双閏」の「戌年」で、今年は未曾有の結婚ブームとなりました。有名なホテルやレストランでは結婚式の予約がいっぱいで、週末や特に縁起のよいとされる「8」のつく日(8日、18日、28日)は披露宴が一日中入れ替わり立ち替わり続いたといいます。
そして、06年後半からは出産ラッシュも始まりました。ニュースなどで、どこの産科病院も満員だと聞いてはいましたが、偶然今年妊娠してしまった日本人のお友達によると、本当にどこもいっぱいで、毎回の検査は順番待ちで一日がかりだそうです。また、出産のときも、母子ともに健康なら入院は2日だけで、3日目には退院してくれといわれているそうです。外国人向け病棟を設置している病院では、診察料や入院料がにわかに値上がりしているところもあると聞きます。
前回のベビーブームは2000年でした。このときは「ミレニアム」に加えて、中国の人々が大好きな「辰年」すなわち「龍の年」が重なったため、01年の元旦過ぎから春節前までは、駆け込みで出産しようとする人が帝王切開をするほどでニュースになりました。私は99年11月(兎年)に息子を出産したのですが、中国の新学期は9月からなので、息子はこの辰年生まれのお友達と同級になるため、これからも学校を始めいろいろな場面で競争していかなくてはなりません。去年9月に入学しましたが、もともと1年生は6クラス設置される予定が、あまりにも子供が多かったので8クラスに増えたほどです。もうあと3ヶ月早く生まれていたら少しは楽だったのになあと思います。
中国では、まだまだ干支が生活の中で生きているなと思うことがよくあります。
こちらではその年の干支の当たり年を「本命年(ベンミンニエン)」といい、日本でいうところの厄年となります。本命年の人は赤いものを身につけると厄除けになるといい、年の初めに肌着売り場に行くと、必ずその年の干支のイラストが入った「本命年パンツ」などが売られています。ヒスイのペンダントに赤い紐をつけて、首から提げて厄除けにする人もいます。
実は私も本命年でした。夫がヒスイに仏様を彫ったペンダントをお寺でいただいてきてくれたので、今年はこれをいつも持ち歩いていました。ご利益があったのか、特に大きな出来事はなく過ごすことができました。
また、干支による性格判断などももちろんあります。ちなみに、「亥年」は、日本では「いのしし」ですが、中国では「ぶた」です。「ぶた年」の人の性格は、実直で曲がったことが嫌いで、見掛けは穏やかだが内心はとても強い人・・・なのだそうです。多くの占いなどでそうかかれていますが、さて、当たっているでしょうか。今年も皆様にとって、幸多き一年になりますように。
画像上・画像下:今年の「お年玉くじ付き(?)年賀状」です。はがきタイプのものやカードタイプのものなどいろいろあり、デザインも各地で違います。がんばっています、中国郵政。くじ付きはがきはずいぶん前から出回っているのですが、一度も当選番号を見たことがありません。今年は調べてみるつもりです。当選番号発表は3月5日です。 |