■運転免許(最終回) 2006.8.15 update

前回「小路考(シャオルーカオ)」を待っていましたが、おかげさまで順調に終わりました。ご紹介したとおり、なかなか難しい道なので緊張も最高潮に達し、一度目の坂道発進でエンストして不合格になりどうなることかと思いましたが、この試験は一度失敗してもまたスタート地点へ戻って2回まで受けられるのでした。二度目は何とか合格することができました。

その後2週間して、最後の「大路考(ダールーカオ)」の試験がありました。この試験の前には、工場と工場の間の細い道路を曲がったりUターンしたりする練習をしてきました。本番では、試験官が助手席に乗り、「次、右折」「ここでUターン」などと指示を出します。途中でエンストしたり、たとえば人や自転車がとび出してきて試験官がブレーキをかけてしまったりした場合などは不合格になります。

この試験も緊張しましたが、とても中国らしいというか、試験にも「関係」が重要な役割を果たしていて、私たちの教官と親しい試験官の場合は課題がとても易しく、私たちの組はたった二回、曲がり角を曲がっただけで試験が終了しました。しかし、「関係」のない教官の学生たちは、道の途中でUターンさせられたり、狭い道で車寄せをさせられたりして、複数が不合格になっていました。こんなことで教習を終えてしまって大丈夫なんだろうかと心配になります。

結局、道路交通法を自習で覚えて試験を受けた以外は、私たちは「交通安全の意識」というものを一切習いませんでした。どう運転すれば安全で、危険が迫ったときどう回避するのか、トラブルにはどう対処するのか、車の故障の際はどうすればいいのかなどは「自分でテキストを読め」という感じです。習ったのは運転の技術の“基本のキ”というところでしょうか。あとは実践で覚えろということのようです。

もちろん、このままで不安な人には「陪駕(ペイジャー)」といって、横に専門家が乗ってレクチャーしてくれるサービスがちゃんとあります。3時間200元(約2,900円)くらいが相場のようです。これは、家に車がない場合は学校の車を貸してくれ、自宅付近から練習をはじめ、市内の繁華街に出、高架道路(上海市内は高架道路が便利です)に乗り、夜間の運転を体験する、だいたい5日間くらいのコースです。ペーパードライバーの人も利用できます。

車に関するサービスもどんどん増えてきています。洗車場、カー用品店、中古車販売、ロードサービスなどなどです。最近では日本の雑誌などをもとにした「改造車マニア向け雑誌」なども登場し、いろいろなものをつけた自動車が違反で取り締まられることもあります。毎月複数の車の雑誌も発売されよく売れているようです。

私も、とうとう先日免許証を手にしました。約3ヶ月、まったく地元の人と同じ過程でやってきたので、達成感は格別なものでした。でも運転するかと言われたら、やっぱりこわいです。ちなみに、私が運転できる車の種類は、マニュアル車、オートマチック車、低速の小型トラック、そして三輪自動車です。これがいかにも中国らしいですね!

画像上:とうとう手にした免許証です。黒いビニールケースに下の二枚が見開きになって入っています。
画像下:上海市徐家匯。繁華街であり、オフィス街でもあるのでいつも車が列を成しています。こんなところですが、時々人が飛び出してきたりするので運転は気を遣うことでしょう。


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