■運転免許(2) 2006.6.20 update

早くも今年も半分が過ぎようとしています。先月は順調に行かなかった免許証取得への道ですが、その後はスムーズに進んでいます。本来はゴールデンウィーク前に筆記試験を受けるはずでしたが、予想したとおり、あまり例のない外国人ということでいろいろと不備があり、結局私はゴールデンウィークが明けてすぐに「道路交通法」の試験を受けることになりました。今回は、この試験についてのお話です。

試験は45分間に100問で、合格点は90点。そのうち8問は「必対題(ビードゥイティー)」といって、ひとつでも間違ったら不合格になる問題です。たとえ99点取っていても、間違った一問が「必対題」だった場合は不合格となります。問題はあらかじめ問題集をもらっているし、「必対題」がどれかも分かっています。表示される問題は、問題集とまったく同じで、選択肢の並び方も同じなので、問題集をきちんと見ておけばたいていは大丈夫です。たまに紛らわしい答えがあるので、私はそういうところを重点に勉強しておきました。

試験はすべてコンピュータで行われます。試験場で申し込みの手続きをする際にはコンピュータで指紋をとられます。また、試験会場に入る際にも指紋を照合し、顔写真も撮ります。試験は机に埋め込まれたコンピュータで行われるのですが、着席するとまずモニターの横にある指紋読み取り器で、さらにもう一度指紋を照合し、それから試験を始めることができるのです。これはたぶん、「代理人」が試験を受けないようにするためだと思います。聞くところによると、以前はよく本人でない人が試験を受けたり、本人でもカンニングしたりが可能だったようです。実際、私たちも学校からカンニングペーパーなるものをもらっていたのですが、試験会場では試験官が厳しく見張っていてカンニングはできないようになっていました。

試験までの待ち時間、待合室にある二台のコンピュータで模擬試験を受けることができました。こういうとき、中国の人たちは開放的で、みんなで一緒に問題を解きます。中心に座ってやっている人が、周りの人に誰かれなく声をかけて答えを探すので、私も仲間に入れてもらって4人で模擬試験に「合格」してから本番に臨みました。

試験は、モニター横にあるキーで答える選択式です。二択か三択になっています。キーでは、答えの選択と、確定、上下の問題に進んだり戻ったりできるようになっていて、どんどん答えていって最後までやり「提出」ボタンを押し確定すると、その場で合否と点数が分かる仕組みになっています。もし不合格の場合、まだ試験会場が開放されている時間なら、外に出てもういちど手続きをし、また試験会場に入って試験を受けることができます。3回目からは追加料金を払わなければなりません。

「必対題」は、モニター画面では赤字で問題が表示されているので「これは間違ってはいけないんだな」ということがすぐに分かります。私は、中国語で問題を読み進めるので時間ぎりぎりまでかかりましたが、何とか95点で試験を通過することができました。今は実技の1回目の試験に向けて車庫入れの練習中です。この原稿が皆さんのお目に触れるころには、車庫入れの試験を終えていると思います。

では、ここで問題です。
運転する人はお互いに…
(A) 互いに見下すべきだ
(B) だれが「英雄車」になるか競争するべきだ
(C) 互いに学び合い、助け合い、安全運転するべきだ

・・・答えは(C)ですが、実際には(A)か(B)のような運転をしている人が多い中国です(これは実際の試験問題です)。

画像右上:人力車は通行禁止(これは日本にはない表示かもしれません)。
画像左上:家畜が引く車は通行禁止。
画像右中:この先に村(集落)があります、注意。
画像左下:人力三輪車(荷物を運ぶ)の通行禁止。
画像右下:サービスエリア予告表示(日本とほとんど同じですね)。


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