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上海はすっかり春になりました。こちらは入学式や新学期は9月なので、4月だからといって気分が一新するわけではありませんが、やはり日本の習慣が体に染み付いているのか、4月になると「何か始めたい」とそわそわするのが、私の毎年の慣わしのようになっています。
今年もそんな気分になってきた・・・という矢先に、ひょんなことから運転免許を取ることになりました。日本人の知り合いにそのことを告げると、「なんと無謀な」「暴挙だ」「勇気があるね」「自殺行為だ」「怖い!」「(恐ろしいものを見る目で)・・・がんばってね」などと、反応が返ってきました。私自身、上海で運転など夢にも考えたことがなかったし、今回の教習については夫と友人のかなり強いプッシュがあってしぶしぶ始めることになったので、「免許を取っても絶対運転しない!」と公言しています。
なぜこのように一様に否定的な反応が返ってくるか・・・というのは、一度中国に来られた方ならよくお分かりになるかと思います。とにかく、交通ルールはあってないように見えるし、信号が青でも横から歩行者や自転車がふらふら出てくるし、渋滞の列にさらに脇の車が突っ込んでくるし、制限速度はあってないようなものだし・・・と、マイナス面を上げればきりがありません。タクシーの助手席に乗ったことのある方はさらにお分かりになるでしょう。思わず何もないところで右足を踏ん張ってしまうくらいスピードも出ますし、フロントガラスから見えるのはまるでゲームの画面のようです。障害物が横から斜め後ろから飛び出してきます。そんな場所での運転はごめんこうむりたいところです。
しかし、上海では最近、日本人が中国の免許証を発行してもらう例が増えてきて、書き換えの手続きを手助けする会社も現れました。日本で免許証を持っていて中国で長期滞在する場合は、管轄の公安局の運転試験場などで中国の免許証の発行をしてもらうことができます。中国は「ジュネーブにおいて締結された道路交通に関する条約」に参加していないので、国際ライセンスを持っていても運転することはできません。必ず中国の免許証が必要なのです。免許の発行には試験を受けなければならないのですが、これも日本語で受けられるそうです。パスポートや居留許可証、日本の免許証などを持参して試験に合格すれば、その日のうちに中国での免許証が手に入るということです。でも残念なことに、私は日本で自動車免許がなく、また一緒に教習所に通う友人は中国人であるため、私が行かなければならないのは地元の自動車学校なのでした。
免許取得への手続きは、まず自動車学校の出張事務所での申し込みからはじまります。その後、最寄の適性検査上へ連れて行かれ、40元を払ってデジタル証明写真を撮ってもらいます。写真ができたら「自動車運転免許申請書」と「適性検査申請書」に必要事項を記入し、写真を貼ります。そして60元を払って適性検査を受けます。内容は、視力、色盲検査、聴力、心電図、血圧、握力、背筋力、身長、体重などです。それが終わると事務所に戻り、試験の問題集とテキストをもらってその日は終わりでした。あれから10日ほどたちますが、まだ教習は始まりません。まずは自習で交通安全法などを覚えていかなくてはなりません。そういうわけで、私はまだテキストと格闘中です。
その後の過程については、また来月にお話したいと思います。
※1元 = 14.6941円 (2006年04月現在)
画像上:自動車教習所でもらったテキスト。イラスト豊富な図解テキストで、漫画風です。登場人物は「小路(ルーちゃん)」という女の子と、案内人の「小風鈴(風鈴ちゃん)」という“雲人”(雲の形をしたキャラクター。ちょっと不気味)。上の本は試験の問題集で、道路標識以外は全部文章です。
画像下:上海の街中。自転車は道の真ん中を走り、赤信号で待つ人も道路にはみ出しています。ここで運転するのは大変そうです。
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