■4,300元の海外旅行に、二人で60,000元のデポジット 2005.12.19 update

今年も残すところあとわずかとなりました。現地の人たちにはあまり関係はありませんが、クリスマス休暇、年末年始の休暇が近づき、多くの外国人にはなんとなくそわそわする季節の到来です。また年が明ければ、中国のお正月「春節(2006年は1月29日)」もまもなくです。長い休みがあれば旅行に行きたくなるというもの。外国人でも、直接中国から海外へ出かける人も少なくありません。また中国の人たちも、このごろではタイやシンガポールなどだけでなく、ヨーロッパなどへツアーで出かける人も増えてきました。

私たち家族は、10月の国慶節のお休みのとき、初めて韓国へ旅行に行きました。まだ中国人にはビザなしで自由に旅行できる国は多くなく、韓国へはツアーで団体ビザを申請していきます。ツアーグループには、ほかにも日本人や他国籍の中国人などがいました。出国する際には、中国人は団体ビザなので団体専用の税関カウンターで並びビザ番号順に出国しなければなりません。夫と息子はほかの人と一緒に並んでいましたが、私や外国籍の人は韓国へはビザが要らなかったので、一般の列に並んでさっさと出国することができました。一部の中国の人が「個人ビザにしてくれたらいいのに」と言っていましたが、個人ビザを申請するのはとても面倒で、自分で韓国領事館へ行って、必要書類のほか、財産の証明として家の権利書なども預けなければならないそうです。

このツアーは4泊5日で、チェジュ、プサン、ソウルを回ったのですが、一部の人はソウルでフリーツアーをしていました。入国時と帰国時は行動を共にするという約束で、デポジットとして二人で6万元ほど(約88万円)を旅行社に預けなければならなかったそうです。日本へのツアーでも多額のデポジットを預けなければならないと聞いていましたが、本当のようです。目的地に着いたとたんにいなくなってしまう人がいないようにということなのですが、このツアーの料金は大人一人4,300元(約63,000円)なのに、そのために100万円近くのお金を準備しなければならなかったことになります。なんとも大変なことです。

ツアー料金と言えば、私と夫の料金が違いました。夫は4,300元で私は4,600元です。この300元の差は何なのかと聞いたら、「日本人は韓国へ行っても買い物するものがないでしょう」と言われました。要するにお土産物屋さんからのマージン分を旅行代金に上乗せしたということなのです。そのときは「私はいっぱい買い物するのに!」と憤慨していたのですが、実際韓国へ着いてみると、連れて行かれるのは在韓の華僑などが経営する中国人向けの免税店や高麗人参、紫水晶の店などばかりで私が買う物はなく、旅行社の言うことが正しかったのでした。免税店とは言っても本当に免税なのかも疑わしく、値段もかなり高めだったので、ツアーの中には「同胞が同胞をだまして商売している」と怒っている人もいたほどです。

幸い、思っていたほど連れて行かれるお店は多くなく、日程がかなり強行軍だったのとホテルが古かったり不便だったりするところばかりだったのを除いては楽しく過ごすことができました。心配していた食事も、中華ばかりに偏ることなく韓国のお料理も堪能でき、「中国のツアーなんて、きっとろくなことがないだろうな」と思っていたのをいい意味で覆されました。グループの人たちも時間も守るしいい人が多くてよかったです。残念だったのは、博物館や民族村など、現地をいちばんよく理解できそうな場所での見学時間がとても短かったことと、日本から行くツアーのように華やかで豪華な部分はついぞ見られなかったことでしょうか。機会があれば、もう一度家族で、今度はゆっくり訪れてみたいです。

画像上:チェジュ島の民族村。古い民家です。
画像中:ソウル郊外の統一展望台へも行きました。対岸に見えるのは北朝鮮。
画像下:ロッテワールド。遊園地のところしかいけなかったのが残念。本当はとても広いそうです。


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