■一時帰国 2003.5.19 update

皆さんご存知のように、いま中国ではSARS(中国語では非典型肺炎といいます)があちこちで発生しています。私の家では、北京での感染が発覚する以前から、あちこちの外国のサイトでこの病気についての報道を読んでいて、国内での安全性に疑問を持っていました。それで4月の初め、ちょうど北京でのことがニュースになる直前に実家に戻ってきました。いつもは一月で中国に戻るのですが、今回は無期限です。小さな子どもがいるので、本当に収束が確認できるまでは戻れません。夫だけが現地に残り仕事をしているのが心配ですが、こればかりはどうしようもありません。

さて、日本に戻ってきてしばらく経ちましたが、毎年戻るたびに「日本も安全ではなくなったな」と感じます。凶悪犯罪が多くなり、検挙率も下がってきているようです。一昔前までは、日本は世界で一番安全な国の一つだと言い切れる自信がありましたが、今はもうそうは言えません。実家でも、両親が家にいても戸締りに余念がありませんし、私も何となく夜薄暗くなるまで外出しているのは怖いです。

それから、巷の人のファッションや立ち居振る舞いにいちいち目が行ってしまいます。特に、今回は高校生くらいの女の子達の短いスカートが気になりました。上に来ているブレザーとほとんど変わらないくらい短くしていて、まるで幼稚園の男の子の半ズボンの制服みたいだったり、短いスカートをはいているくせにその下に一分丈のジャージーを穿いている人がいたり、色々と今まで目にしたことのない格好をしている人がいて、びっくりしました。

外国に長く住んでいる中国人は、ずっと大陸にいる人よりも先進的であるはずなのに、実際会って話をしてみると意外に保守的で、古いタイプの考え方の人が多いのですが、それは日々発展、変化している大陸を遠く離れてその流れについていけず、自分が出国した当時の中国をずっと抱き続けているからなのです。こうして考えると、私も次第に保守的な古いタイプの日本人になっていっているのだなと思います。

来月も、今のところ中国に戻れる見込みはありません。早くSARSが収まってくれるといいなと思っています。


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