今年も早くも終わりを迎えようとしています。クリスマス・ショッピングもそろそろしないとなぁ...と行った所でしょうか? 私は、なかなかエンジンが掛かりません。でも週末、街に出ると、たくさんの人が大きな紙袋をいくつも持っていたり、その袋から包装紙の筒が飛び出ていたり...というのを見て、よし!と気合が入ります。とりあえず今は気合だけ。
プレゼントは何にしようか?(各家庭で違うと思いますが、こちらでは夫婦間、親戚同士、兄弟同士でもプレゼントを贈りあうのが普通です)。今年はどこでクリスマスを過ごすか?(南国の島、夫・妻どちらの実家?)。クリスマスディナーは何を食べるか?(ローストターキー、ビーフ、ポーク、グース、チキン)など、それぞれのご家庭で話題になっている事でしょう)。
クリスマスディナーには欠かす事はできないモノ。...というか、クリスマスだけではなく、毎日の食生活の中で欠かす事ができない食材があります。それは、ジャガイモ。こちらでは、主食とされ、何かとお目にかかる機会が多いです。私は、ジャガイモをメイン(または副菜)として使う事が多く、プラスご飯を出したりすると、夫の両親(イギリス人)は少々戸惑います。ご飯をおかずにご飯を食べるみたいな感覚でしょうか?
こちらでの、主食としてのジャガイモの使い方は、ロースト(焼く)、蒸す・茹でる、マッシュ(つぶす)、揚げる、です。一緒に出されるメインによって違ってきます(好みもあるのかな?)。一口にジャガイモと言っても、たくさんの種類があり、「British Potato Council(英国ジャガイモ協会)」の公式サイトには、19種類が掲載されており、食べ方によって、ジャガイモの種類を使い分けると、より美味しく食べられます。
実は、このサイトを見つけるまで、私はあまり気にして使い分けていなかったのですが、先日、サンデーローストをした際に、調べて勉強になりました(サンデーローストとは日曜の午後に食べられる伝統的な料理で、たいていローストポテトが添えられます)。ローストに適しているという、King Edwardを購入。渡英して6年になりますが、初めて買いました。味、舌触りが、男爵イモに似ているかな(?)と思います。男爵とKing(王)だし、何となく意味合いも似ているような...。関係があるのかどうかはわかりませんが。
どうして、King Edwardという名前をジャガイモに付けたのかというのが気になり調べてみました。が、あまりいい答えが見つからず...。1902年にKing Edwardというジャガイモが登場したようで、その当時の王がエドワード七世(1901年〜1910年在位)だということで、そこからかなと勝手に推測してしまいました(実際の所はどうなのでしょうか? 気になるところであります)。
イギリスに...細かく言うと、イングランドにジャガイモが渡ってきたのは、エリザベス一世(1558年〜1603年在位)の時代。入ってきても、当時の人々は食べ方がわからず、葉を食べたりして病気になったりしたそう。2005年の「Food and Agriculture Organization of the United Nations(国連食糧農業機関)」の調べでは、イギリス(United Kingdom)でのジャガイモ消費量は一人当たり一日平均でおよそ310g、日本では68g(ちなみに上位の国は東ヨーロッパ)だそうで、イギリスの食卓での名主役ぶりが窺えます。
□リンク
・英国ジャガイモ協会 >>> British Potato Council / POTATO VARIETIES
イギリスのジャガイモの種類や料理法、レシピなどが掲載されています。
・ケンブリッジ大学出版局 >>> The Cambridge World History of Food- Potatoes
ジャガイモの歴史がよくわかります。
・ジェイミー・オリバー >>> JAMIE’S DINNERS / THE MENUS (SUNDAY FAMILY LUNCH)
先日、我が家でサンデーローストをした時に、イギリスの若手料理人ジェイミー・オリバーのレシピをもとに作りました。ロースト用のジャガイモは、もちろんKing Edward。より美味しいローストポテトにするポイントは...レモンだそう。
画像上:スーパーの野菜コーナー。ジャガイモは、スペースを広く取って陳列されています。写っているのは、ごく一部分です。
画像中:ローストにしても、マッシュにしても美味しいKing Edward。皮には少し赤い所があります。
画像下:子供の顔が隠れてしまうほど大きいジャガイモもあります。こちらは、ジャケットポテト用。ジャケットポテトとは、ジャケットを着たポテト。皮を剥かず、そのままオーブンに入れて焼き、アツアツのうちに好みのトッピングをのせて食べるという、イギリスでは立派な料理(?)。トッピングには、ツナ&マヨ、小えび&マヨ、コールスロー(細かく切ったキャベツのサラダ)、チリコンカン(チリパウダーを使った豆の煮込み)、ベイクドビーンズ(豆のトマトソース煮。イギリスでは缶詰の定番)などがあります。日本の縁日で「じゃがバタ」が売られていますが、ジャケットポテトも受け入れられるのでは?と思います。 |