8月の下旬頃から、オレンジ色の日差しに丸く実ったホースチェスナッツの実、赤から黒に変化していくブラックベリー、夜の訪れが早くなり、秋の訪れを嫌でも感じられます(まだ夏休みが終わってないのにも関わらず...)。
そんな8月の早秋のある日、毎年、河畔の町にて行われている催し物、「Waterway festival(運河のお祭り)」がイギリス東部の町、St.Ives(セント・アイヴス)にて行われました。余談ですが、イギリス南西部コンウォール地方にも全く同じ名前の町があります(以前、「ロックな国」-2006.10.17-でも運河のことをご紹介しています)。
イギリス中央部に多く見られる運河、鉄道が出来る前、産業が盛んだった中央部の都市からロンドンへ船で物資を運ぶ為に作られました。現在では、物資を運ぶ為ではなくレジャーとして使われている運河。イギリスではお馴染みのナロウボートや小型船舶など数多くの船が、イギリス各地からSt.Ivesに大集合。festival...お祭りというよりも、船好きの人たちが集まって、自分の船を見せたり、部品、船のセール、整備の勉強をしたりというものでした(なので、音楽に合わせて「Waterwayダンス」とかはありません..笑)。
現在、住宅価格の高騰の影響からか、老後の楽しみか、嗜好からか、船はただレジャーだけのものではなく、生活の場としている人が約一万五千人いるのには驚きました。そして、増加の一途をたどっているそうです。知り合いにも、陸の家はあるけど、ほとんど船で移動生活していて、陸の家に帰るのは、家族が集まるクリスマスくらいという方がいます。
展示されていた最新のハウスボートは、ボートならではの狭さを感じさせないほど、ゆったりとしたもので、蒔きストーブあり、モダンなキッチンありで、動く豪邸のようでした。陸の家を買うよりも安い価格(場所、家にもよりますが)で、このようなボートが購入できるとなれば、やはりそうする人も多いだろうなと実感しました。そして、遠くない将来、地球温暖化の為に海面上昇し、(陸地の)家を失う事になる人が増え、一般化することになるのでしょうか? ハウスボート。そういう日が来ないようにと祈る私であります(業者の方すみません...)。
昼間、たくさんの人で賑わった「Waterway festival」ですが、日暮れ(夜9時)と同時に始まった、ボートのイルミネーション・コンペティション。参加した船は、イルミネーションをし、どのボートが一番インパクトがあるかを競うというもの。
夏の夜は特にイベント事のないイギリス(花火は冬の風物詩)。このイルミネーションコンペティションを一目見ようとたくさんの人が詰めけていました。私もその中の一人。実際のイルミネーションは、クリスマス時に家の外を飾るような感じに似ていて、秋を通り越し早くもクリスマスが来ちゃったかのような錯覚に陥りました(寒かったし...)。そう思ったのは、私だけではないと思います(笑)
画像上右:泥濘だらけでドロドロのWaterway festival会場。それでもたくさんの人で賑わった。
画像上左:素敵な橋のある町、St.Ives(セント・アイヴス)
画像中右:モダンなキッチンのあるボート内部。
画像中左:川辺で見つけた、ボート型のお家。
画像下右:両岸に停泊している様々な種類のボート。
画像下左:日没後、始まったボートのイルミネーション・コンペティション。沢山の色で彩られた船。 |