■イングランドの夏のあれこれ 2007.8.7 update

夏休みに入っても、夏らしからぬ天気が続いているこちらです。イギリス国内旅行を計画していた人達がキャンセルし、近くて暖かい国(南ヨーロッパ周辺)へ行き先変更する件数が多いということです。

7月終わりの晴れた日、早起きしてビーチに行ってきました(ウチは国内、近場です)。久々の太陽の下、ビーチに着くまでの道のりで夏の暑さを感じ、夏気分に浸っていたのもつかの間、ビーチの駐車場に着き、外に出たら...寒い! 晴れているのに寒い!! 海からの風がそうさせているようでした。気温にしたら20℃前後だったと思います。もうすぐ8月になるというのに。これじゃ、イギリスを脱出したくなる気持ちもわかります。

この辺りの海は夏でもこんななのか、この日だけたまたまだったのか? よく分りませんが、夏休みの晴れの日、ビーチに行っても、誰も海に入っていないと言うヘンな光景を目の当たりにしました。「この風さえなかったら...」とそのビーチにいた誰もが思った事でしょう。過去に寒い海にも平気で入る人達を見たけれど、ここのビーチにはいませんでした。イギリス人もたじろぐほどの寒さだったということでしょうか。

海の近くのお店(ビーチで遊ぶグッズが置いてあるような)に必ずあるのは、ウィンドブレイク。日本でお馴染みのビニール製の敷物に棒がくっついているようなモノです。強風や冷たい風を100%とまではいかないけれど、かなりシャットアウト! これさえあれば、冷たい風が吹いていてもちょっとは快適にビーチを愉しむことができます。私達が行った日もこれが無ければ、1時間としないうちに帰ることになっていたと思います。こちらのビーチでは必需品の一品。そういえば、パラソルを出している人は見かけません(場所にもよるのかもしれませんが)。

渡英6年ですが、こちらのビーチで太陽ギラギラで日陰から出ると痛いくらいの日差しという至って普通の夏の(日本では普通の...)ビーチは一度しか経験したことがありません(涙)。一度でも経験できただけラッキーってことでしょうか。そんな感じなので体が暑さに弱くなるはずです。気温が26℃程度で「うわぁ、あぢぃ...」と言ってしまっています。

大雨が降ったり、寒かったりとヘンな天気が続いていますが、夏になると行きたくなる場所へまたまた行ってきました。もっと色々なイギリスのお届けしたいのですが、なぜか毎年ここに来てしまう...同じ所をご紹介してしまっているという(すみません!)。「イギリスの庭」と呼ばれる、イギリス南部にあるKENT地方です。

なぜ「イギリスの庭」と言われるようになったかと言うと、チュダー朝のイングランドの王、ヘンリー8世(1509年即位)の時代にKENT地方に初めてリンゴとサクランボが植えられたそうです。その頃から安定した気候と良質の土地であったこの土地を「イギリスの庭」と呼ぶようになったそうです。

そんなイギリスの庭で、フルーツ狩り、野菜狩りをしてきました。20年前までは、ヨーロッパ一大きなPYO農場(PYOはpick your ownの略で、自分でとるという意味)だったと言う「Hewitts Farm」。私の住む町にもイチゴやラズベリーなどのフルーツのPYO農場はありますが、野菜まではできません。こちらでは、ズッキーニ、トマト、豆類、ほうれん草、キャベツなどがあります(時期によってまた違ってくると思います)。

知っている野菜がどのようにして生るっているのかを知り、子供達は大興奮! 学校の授業の一環としてPYOしたら、野菜嫌いで問題になっているイギリスっ子も少しは興味を持つようになるかな?

この地方を車で走っていると、外の景色はこちらを飽きさせることなく、さまざまな顔を見せてくれます。7月には、一面薄紫色になるラベンダー畑が有名な「THE HOP SHOP」が見えてきました。7月のある期間には、以前ご紹介したラベンダーフェアが開催されます。地元からの果物やオーガニック食品(牛肉、たまごなど)、ラベンダーエッセンシャルオイル、石鹸、ドライフラワーなどが売られている、ファームショップです。

この地方に来ると、なぜかリラックスし、ちょっと懐かしいようなそんな気分になるのは何故でしょう...イギリスの「庭」だからでしょうか?

□参考リンク
PYO農場情報:http://www.pickyourown.org/uks2y.htm
THE HOP SHOP:http://www.hopshop.co.uk/


画像1段目右:イングランド東部のビーチ。
画像1段目左:必需品、ウィンドブレイク(画像中の敷物を横に立てたみたいなモノ)。
画像2段目右:「イギリスの庭」にて...雲に手が届きそう。
画像2段目左:KENT産チェリー。ヘンリー8世が食べたものと同じ品種かな?
画像3段目右:かつてヨーロッパ一だったというPYO農場「Hewitts Farm」。
画像3段目左:「Hewitts Farm」の畑に立てられた看板。ここで問題:FRENCH BEANSとは?
画像4段目左:答え:インゲン(に似てました)。
画像4段目右:一面の薄紫、「THE HOP SHOP」のラベンダー畑。


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