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もうすっかり、秋ではなく冬のニオイがしているイギリスです。イギリスでは、四季があるのか?と聞かれることがありますが、一応あります。感じることができます。日本の四季を基本に考えるから春と秋がないとか、夏が一週間しかないとか、一日の天気に四季があるとか思うんですよね、きっと。これがイギリスだ!と受け入れることができたら、イギリスをもっと楽しめる?のではないかと思います (自分に言ってます)。
日本と同じように(迫力には欠けますが...)、紅葉もちらほら見ることができます。あちこち、出かけて出会ったイギリスの紅葉たち。生活の一部の紅葉...周りの景色に花を添える紅葉とでもいいましょうか。とっても楽しめました。
さて、イギリスの秋冬が憂鬱なのは、天気が悪いからねと冗談ぽく言ったりしますが、ハズレではなさそうです。イギリスでは、SAD(Seasonal Affective Disorder)という病名が一般的だそうです。Seasonal Affective Disorderは、秋冬の時期になると日照時間が短かったり、天気が悪く日光を浴びることが減ることが原因で、気持ちが深く落ち込んだり、睡眠障害、暴飲暴食、関節やお腹の痛みなどの症状が表れるそうです。
日本人の私だけではなく、イギリスの天気に慣れているであろう(?)イギリス人でさえ、この秋冬の天気にやられてしまっているということがわかり、ちょっと気が楽になりました(不謹慎ですみません)。では、イギリス人はどうやって秋冬の憂鬱な気分を吹き飛ばしているのか? 日常生活の中で垣間見たあれこれを思いながら、私なりにまとめてみました。
秋冬になると、夜、あちらこちらで見る花火。日本では夏の風物詩ですが、こちらでは、どちらかというと秋冬の風物詩です。この時期になるとスーパーなどでも売り出されるから..もしくは、夏は夜遅くまで明るいから..と思っていました。しかし実は、憂鬱な気分と関係があるかも?
夏休みが終わり、新学期が始まる頃になると、早くもハロウィーン用品がスーパーの棚に陳列されます。そして、仮装やデコレーション、お菓子が飛ぶように売れているように見えました(ハロウィーン近くなると、品切れ状態でした)。
ハロウィーン後は、すぐクリスマス商品の陳列へと変わり...町には、イルミネーションが飾られ、クリスマスツリーも登場し、早くもクリスマスムード一色。町だけではなく、一般家庭でもクリスマスデコレーションでギラギラしていたりします。イベント事は楽しむという、こちらも憂鬱な気分と関係があるかも?
夏が終わり、日光の感じや空気の匂いで否応なしに秋を感じる頃に実る、ホースチェスナッツ。愛称コンカー(日本名は、栃の実)。この実は、イギリスで昔から子供の秋の遊具として、親しまれてきました(2004年10月の各国いまどき報告「秋を楽しもう!」にてご紹介)。「子供の遊び」の域を超え、毎年イングランドのとある小さな村で、ワールド・コンカーズ・チャンピオンシップという大会が行われています。かつて子供だった大人達がキングコンカー、キングクィーンの座をかけて戦います(ジュニアの部もあります)。
ルールは至って簡単。ヒモを通した相手のコンカーを、自分のコンカーで当てて、割るというもの。コンカーは協会側で用意したモノで行う為、ズルはできません。とっても純粋なゲームです。大会名にワールド...とありますが、これは、世界中でコンカーゲームが行われているというよりも、イギリスは、多国籍な国ですのでそこからかと思われます。参加している人、観客も思い思いの格好をしたり、自分で作ったコンカーで周りの人と一戦していたりと、子供に戻ったように観客も参加者も楽しんでいたのがとても印象的でした。
天気に負けることなく、時には負けてしまっても、楽しいイベントなどに助けてもらいつつ、乗り越えるというか、気持ちを上に持って行っているのかなぁと(勝手に)感じました。
画像右上:紅葉狩り
画像左上:窓辺の紅葉
画像右中:年に一度の知る人ぞ知る大会、ワールド・コンカーズ・チャンピオンシップ
画像左中:大会関係者のおじさん。この方こそキングにふさわしいような出で立ち。
画像右中上:優勝者だけが座れるキングコンカーのイス。
画像左下:注目の一戦には、カメラマンも集まるほどの大盛況。
画像右下:ぶら下がっているコンカーに自分のコンカーをあてるというシンプルなゲーム。割れてしまったら負け。
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