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日に日に秋密度(?)が濃くなってきているイギリスです。どういうことかといいますと、天気は一定して曇り、ときどき雨も降ってみたり、ずーっと降ってみたり。日本のように台風は来ませんが、木々の枝が折れるくらいの冷たい強い風が吹き荒れるようになります。たまに少し暖かったり、いきなり厚手のコート&マフラー&手袋が必要となるくらい寒かったりします。
そんな中でも秋晴れに遭遇することもできます。天気予報では「もしラッキーなら、所によって晴れ間が見えます」というようなことをいいます。ちょっとギャンブル的な感じでおもしろい表現だなと思います。晴れ間の見れないその日はアンラッキーってことなんでしょう。だからこんなにも憂鬱になるのでしょうか?? 日本の夏の暑さはお米にとってはとても重要で、冷夏の年はよく育たないといいます。そんなわけで雨の多いイギリスはその雨のおかげで庭の花や木々、芝生も青々と保たれているんだと思います。
一日のうちに晴れたり、曇ったり、雨が降ったりするイギリス天気で、困るのが...洗濯物。乾燥機をお持ちの方は困らないのでしょうけど。これは秋に限らず年中ですね。でも困っているのはどうやら私だけ(?)のようで、ご近所さんの洗濯状況をチェックすると、雨が降ってきても急いでしまうわけでもなく、濡れちゃったらまた晴れるまで干し続け、とにかく乾くまで出しっぱなしという感じです。ハラハラドキドキしている私の思いとはウラハラにどーんとしているご近所さん、ちょっと尊敬しちゃいます。
秋といえば...食欲の秋、イギリスにはそのような言葉はないようですが、思いつくところで旬は、リンゴ、梨、ブラックベリーでしょうか。ブラックベリーは、小さいパックでかなり高い値段で売られています。しかし田舎道の茂みやカントリーパークを歩いていると簡単に見つけることができます。
先日、特にブラックベリーを摘みに行くと決めて出かけたわけではないに田舎道を散歩していると、太陽の光に照らされて黒く光るブラックベリーを見つけました。早速摘んで持ち帰り、これまた旬のリンゴと一緒にアップルブラックベリークランブルを作ってみました。とっても簡単なイギリスのお菓子で、アツアツのうちにバニラアイスをのせて食べるととってもおいしいです。その他ジャムにしたり、そのまま食べたり色々楽しめます。
タダでお得なブラックベリー摘み。ブラックベリー摘みに行く機会がありましたら、いくつか注意事項があります。
(1)他人の土地のものは取らない。この見分けはちょっと難しいのですが、柵の中のものということでしょうか。基本的にそれ以外のところは大丈夫!(だと思います...)
(2)足元に注意する。ブラックベリーは足元が見えないくらい草が生い茂っているところにあることが多いです。私はよく溝に落ちます。お気をつけて。
(3)全部取らず、鳥のために残しておいてください。といっても、人の手の届かないところにいっぱい生っている場合が多いので大丈夫かな。「うー、あともう少し身長が高ければ...」と嘆くこともしばしば。
(4)ネトルに気をつける。ネトルは一見シソに似た植物で、触るとものすごい痛みとともに酷い場合は水ぶくれのような状態になります。ジーンズの上からでも痛くなるぐらい厄介ものです。小さな子供でもよーく知っている有名な植物です。
(5)トゲトゲに注意。ブラックベリーは、バラのように茎の部分にトゲをもっています。半袖ですと時々トゲにやられますので、長袖がいいかと思います。
以上のことに注意し、ブラックベリー摘み楽しんでください。
今これを書いていてちらっと庭を見ると、リスが木に登ったり降りたり、飛び跳ねたりしています。うちの庭にはホースチェスナッツ(またの名をコンカー)の木があり、この時期になると実をつけるので、それを目当てにどこからかリスがやってきます(普通の住宅地なんですけど)。ホースチェスナッツ(Horse chestnuts)は栗に似た実です。Horse chestnutsというので馬が食べるのかと思えば、馬は食べません。食べるのは鹿と牛だそうです。
子供達は公園などでせっせとその実を拾っている様子を見かけます。人は食べることはできないようですが、遊ぶことができます。遊び方は、実の真中に穴を開けて紐を通します。これで準備はOK! この状態になると実はコンカーと呼ばれます。そして、1人がそのコンカー(紐の部分)を持ってぶらさがっている状態にしておきます。もう一人が自分の同じように紐を通したコンカーで、相手のぶら下がっているコンカー目掛けてぶつけます。割れた方が負けという遊びです。酢につけたり、オーブンで焼いておくのは反則です。コンカーが硬くなり割れづらいんだそうです。
どうやらコンカーは子供だけの遊びではなさそうです。毎年10月に、近くの村では、ワールド・コンカーズ・チャンピオンシップという大会が行われ、地味ではありますが立派な競技となっています。この競技では主催者が用意したコンカーを使って争います。インチキはできないってわけです。その昔、このゲームはホースチェスナッツではなくて、かたつむりの殻で行われたそうです。かたつむりにしたら迷惑な話ですね。ホースチェスナッツは16世紀に東ヨーロッパから来たそうですが、こうして遊ぶのはイギリスだけだそうです。
イギリス的秋の楽しみ方で憂鬱な気分を吹き飛ばそう!!
アップル&ブラックベリークランブルの作り方は、こちらでご覧いただけます。
画像右上:太陽に照らされて黒く光るブラックベリー
画像左上:ネトルにご注意!
画像右中:アップル&ブラックベリークランブル
画像左中:うち庭にやってくるリス
画像右下:ホースチェスナッツ
画像左下:コンカー遊び。ここに当てて、割れた方が負け。
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