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憧れのマイホーム。それはイギリス人も同じのようです。しかし家事情は日本と少し違うようです。憧れのマイホームを手にいれても、それが一生のものというわけではなく、何年後かには引越しするのも一般的です。そして、今の家よりも少しいい家というように買い替えます。これを「プロパティ(家)ラダー(はしご)」といいます。例えば、結婚して子供ができて家を買う。子供がもう一人増えたので、3つあるいは4つの寝室のある広い家に引っ越すというような感じです。まるではしごを上るかのように上にいくということです。
そうしてはしごをあがって行くために必要なものは...お金です。そのために今の家をどうやって高く売るかというが重要となります。イギリスのゴールデンタイムの番組(夜7時から9時だい)には、家をリフォームする番組が多く放送されています。それもどうやって高く売るかにつながっているのではないかと思います。
先日、テレビで「家で儲ける20の方法」という番組が放送されました。第一位が「家を延長する」でした。台所が狭ければ広くし、庭から家に出入りできるフレンチドア(観音開きのドア)をつける、などです。二位は「家の敷地内に駐車スペースを作る」。こちらでは道路の隅にラインがあるところ以外は基本的に路上駐車ができます。しかし必ず家の前に止めることができるとも限らないですし、いたずらされることも考えられるので、敷地内に駐車スペースがあることが重要なようです。第三位は意外にも「ちょっと豪華な家電や家具を置く」でした。豪華な演出をすることで見にきた人をその気にさせるというものでしょうか。イギリス人はそんな家を欲しがっているということでしょう。
家を売り出すのに重要な場所は台所だそうです。私はそれには驚きました。というのも、イギリス料理はまずい説に戻りますが、それが本当ならイギリス人は食にはあまりうるさくないはず...。なのにどうして台所が重要なのかといえば、最近は料理番組が人気でカリスマ的存在の若い男性シェフや女性がモダンなキッチンで料理している風景が映し出され、それの影響ではないかと勝手に思っています。
実は私達家族も今「プロパティラダー」を上がろうとしています。家で一番重要であるはずの台所が狭い。これはホント一大事です。今まで8組が見に来て、誰もが「台所が...」といい、売り出してから一週間、今だに売れません。このランキングもまんざらでもなさそうです。というより、怖いぐらい当たっています!!
家の値段はどうやって決まるのかというと、不動産屋が家の場所や寝室の数、庭の広さ、状態、年代などを考慮し決めるのが一般的のようです。最終的には家の持ち主がこの値段で売り出してくださいということができます。そして売り出されると家の前にSaleの看板がだされ住宅情報紙に載ったり、その不動産屋のサイトにのります(売れるとSOLDに変わる。売れたらもう看板はださなくてもいいのに!と思うのですが、見栄?自慢?でしょうか?)。人気のある物件は、買いたい人が殺到し、さらに値段が上がっていきます。日本で家を売買したことがないのでわかりませんが、このような感じでしょうか。
イギリスの家は、地域によると思いますが、私の住む町ではビクトリア時代前、ビクトリア時代(日本では江戸時代後期・明治時代ごろ)、エドワード時代(日本では大正時代ごろ)、第一次世界大戦から第二次世界大戦、戦後に建てられた家、60年代、70年代、80年代の家などほとんどの時代の家を見ることができます。それぞれの時代によって雰囲気も違います。そして最近の家は「ノディの家」と呼ばれているようで、子供番組「ノディ」に出てきそうな箱型のおもちゃのような家が特徴です。こちらには(私の住む町には)高層の建物は町の雰囲気を崩すという意味から、日本ではお馴染みの高層のマンションがありません。そもそもイギリスでマンションといえば、「あの(日本の)マンション」ではなくて、お屋敷のような家をいいます。「あのマンション」はフラットと呼ばれています。
最近の我が家の愛読書?の住宅情報紙を見ていて、さらなる儲けの方法がわかりました(笑)。どうやらイギリス人はビクトリア時代の家がお好きなようで、町中にあっても町から少し離れていても他の年代の家に比べると高めです。ビクトリア時代の家を見に行くとそれも納得がいきます。天井が高く、家全体の幅は狭いものの、奥行きがあります。そして作りもしっかりしているといわれ、どこか高級な雰囲気があります。部屋数が少なく他の年代の家が例え4つの寝室だったとしても、ビクトリア時代の家が高かったりします。逆にビクトリア時代の家の欠点はそれだけ古い建物なので、状態が悪いとぐーんと安くなります。なので状態の悪いビクトリア時代の家の買い、内装をきれいにし、また売り出すと、ぐぐーんと高い値が付くというわけです。
私達はその方法を見つけ、(というか、イギリス人誰でも知っているのでしょう
が...)早く実行したいところですが、今の家の台所がネックとなり、なかなかラ
ダーを上がれないでいます。これら儲け方法で本当に儲けられたら、またこちらでそ
の後をお伝えしたいと思います(笑)
画像右上:このラインがあるところには駐車できません。
画像左上:ビクトリア時代の家
画像右中:ビクトリア時代の家
画像左下:ビクトリア時代以前の家。屋根は茅葺です。
画像右下:売りだし中の家(ちなみに我が家ではありません)。
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