■愛国心 2004.7.5 update

今回は時期が少ーし外れてしまうのを承知で、あえてこの話題を書きたいと思います。...というよりもぜひこれはお伝えしなきゃという思いです(笑)

それは、今イギリス中、いやヨーロッパ中で盛り上がっている(日本でもでしょうか?)EURO2004、4年に一度、ヨーロッパ一を決めるサッカーの試合のことです。サッカーに興味がない方、ごめんなさい。なにせサッカー(イギリスではフットボールの名が一般的)とイギリスは切っても切れない関係ですので。といっても、私は全然サッカーに関して詳しくありません。専門的なことはスポーツニュースなどにおまかせして、私は盛り上がっている町の様子をお届けします(笑)

サッカーに詳しくない私にもヒシヒシと伝わってきたのは6月上旬のこと。外に出かけてみれば、イングランドの旗が至るところに飾られ、家の窓や車にも旗がつけられ、買い物にいけば、ロゴの入ったグラス、タオル、Tシャツなどのグッズが山のように棚につまれていました。サッカーはどちらかというと男性のイメージですが、女性向けにロゴの入ったTシャツ、キャミソール、パーカー、下着類まで数多く売り出されています。もちろん、赤ちゃんや子供用のもあります。集団心理?で、サッカーにあまり興味のない日本人の私でも、なんだかイングランドグッズを買いたい衝動にかられ、売り手の戦略に負け子供にTシャツを買ってしまいました。

試合の日には、ロゴの入ったTシャツを着て街中を歩いている人がたくさんいます。会場にいけなくても、パブの大画面テレビでビール片手に周りのお客さんと盛り上がる、そんな人達も多くいます。試合が終わると勝ち負けに関係なくお酒が入っている分、警察沙汰になることもしばしば...。試合翌日のニュースには、試合結果の次にはそんなニュースも伝えています。

町にあふれかえっている旗はどれもイングランド。私が住んでいる所がイングランドで、もちろん出場しているのがイングランドだからなんですが。なんでイギリスの旗じゃないんでしょう。それはイギリスの正式名称(グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国)でわかるようにイギリスは北アイルランド、イングランド、スコットランド、ウェールズの4つの国からなる連合国で、サッカー、ラグビーで試合に出場する場合のみそれぞれの国で出場することが許されているからです。普段の生活では別の国という感覚はないのですが、サッカーで盛り上がっている今の時期にはひしひしと感じます。

そして以前ウェールズを旅行したときにも、今と同じような気持ちを味わいました。標識が、英語と見慣れないウェールズ語で書かれていて驚きました。ウェールズ語は単に英語の方言というものではなく、全く別の言語です。ケルト語の種類になります。地名にはウェールズ語のものが多く...読めませんでした。ウェールズ語のみのテレビチャンネルがあり、コマーシャルもウェールズ語だそうです。学校でも英語とウェールズを教えており(特に北ウェールズ)、独自の言語を伝承しています。

こうなると、サッカーやラグビーのチームが国別になるのもうなずけるのですが、他の競技の選手の気持ちは複雑なのではないでしょうか。




画像右上:車にとりつけられたイングランドの旗
画像左上:イングランドグッズが山のように売られているお店
画像右中:試合の日には大勢の人で盛り上がるパブ
画像左下:買ってしまった..子供用のTシャツ
画像右下:ウェールズとイングランドとの境


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