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クロッカス、水仙、桜が咲き乱れているにも関らず、冷たい強風が吹き荒れ、空は重たい雲ばかりでお天気だけはまだまだ冬が居座っています。そんな中、いつものように町にでてみるとマーケットに並ぶ野菜たちがちょっとさま変わり。冬の間は芽キャベツ、カリフラワーなど冬の野菜が中央に陣取っていたのが、いつの間にか端っこに追いやられ、アスパラ、ルバーブ、ラディッシュなどの春の野菜が並びだしました。
ルバーブは日本ではあまり馴染みがないと思いますが、一見フキに似た植物で茎の部分が真っ赤になると食べごろです。葉の部分は食べず、真っ赤になった茎の部分を食べます(迷信でしょうか、葉を食べるとお腹を壊すと言われているそうです)。とても酸味が強いため砂糖をたっぷりいれて煮てパイにしたり、ジャムにしたりして食べるのがこちらでは一般的です。そんな春野菜たちも南アフリカやギリシャ、スペインなどからの外国産が多くイギリス産が出回るのはもう少し先、初夏ごろになります。ちょうどその頃には、カントリーサイドの道端には地元で採れたアスパラを売る人達や家の前で自作の野菜、果物、花を売る人達がいたりと、それらを買うのがドライブの愉しみになります。
イギリスのマーケットはロンドンのポートベローマーケット、カムデンマーケットなどが有名ですが、イギリス各地の町や村などでもマーケットが立ちます。売っているものはさまざまで、生花、野菜、果物、肉、チーズ、衣料、生活雑貨などあらゆるものが手にはいります。一箇所で必要なものすべてが買えるというスーパーマーケットに比べると、忙しい人たちには倦厭されがちなマーケットですが、一つ一つの店をゆっくりみて回るだけでも楽しいものです。また特に話をすることなく物が買えてしまうスーパーよりも、マーケットは最低でも『これください』ぐらい言わないといけないので(そんなこともないですが..)、自分の英語を使うための場としても最適です(笑)。人とのふれあいを求め安さを求め、私は今日もマーケットに足を運んでしまいます。
今、お店のショウウィンドウはどこもウサギやひよこ、卵でデコレーションされています。これらは、誕生、繁栄を意味し、春、イースターの象徴です。イースターとは、十字架に架けられてたキリストが3日後に復活したことを祝うキリスト教の祭です。イースターの日は満月の日と関係があり、年によって違い、今年は4月11日です。ヴァレンタインデイを過ぎた頃、スーパーマーケットには大きな棚一面にイースターエッグが並びます。イースターエッグは卵型をしたチョコレートで、イースターの楽しみとして親が子供に贈ります。子供のいる家庭では小さなイースターエッグを庭に隠して子供達に探させるという、エッグハントというイベントをしてイースターを過ごします。
小さい子供にチョコレート...町を歩いているとベビーカーに乗った子供(赤ちゃん?)がチョコバーをかじっている光景をよく見かけます。虫歯を心配してしまいますが、先日学校から帰ってきた息子に学校の歯科検診でチョコレートは虫歯になりにくいと言われたそうでニコニコ顔で帰ってきました。今、ちまたにあふれているチョコレートもその影響があるのかもしれません。
イースターの食べ物として欠かせないのが、グッドフライデー(キリストが十字架に架けられた日)に食べるホットクロスバンズ。歴史は古くキリスト教が広まる前の宗教、ペイガンの時代にすでにあったようです。元々は丸い形は月を表し、上にのったクロスは月相(満月、半月など)を表したのですが、キリスト教の時代になりクロスの部分を十字架としキリスト教の象徴とされ今に至ります。お味はというと、シナモン、グローブ、ナツメグのスパイスのきいたレーズンパン(カラントも入っています)といったところでしょうか。横半分に切ってトースターに入れこんがりと焼き、バターをぬって食べます。
自然界からの生命力を感じつつ、そんなイギリスの春味たちを楽しみたいと思います。
画像右上:教会の脇に咲いていた桜
画像左上:町のマーケットの様子
画像右中:うちの庭で育てているルバーブ
画像左下:イースターエッグ。わかりづらいですが、箱の大きさは縦30cmあります。
画像右下:春のティータイムには欠かせない、ホットクロスバンズ
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