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欧州歌謡祭で参加26カ国のうち英国は最下位で、しかも一点も得票できなかった、これはイラク戦争で英国が欧州各国に背を向けた事への仕返しを受けたためで、政治をこのような事に持ち込むとはけしからん!というニュースが耳に入って来ました。その歌謡番組は見てませんでしたので、これは面白いとTVのニュースを眺めてましたら、どうもトーンが違います。英国グループの出来は英国人からもあまり褒められてないようで、‘当然の結果だ’という声もちらほら、一部の報道では確かに前者の声もありましたがあまり威勢はよくありません。結局インターネットでヴィデオを観る事が出来て、一見(一聴)しただけで正しい評価が下されたという事がすぐわかりました。伝統のオヘソ踊りを活かして一位になったトルコとは比べるのが失礼な位酷いものでした。
さて夏の始まりです。この季節を楽しむためにのみ英国に住むと言っても過言ではないでしょう。自分の庭を楽しむ人、公園や野原、森林の散策を楽しむ人それぞれですがいたるところ緑、緑です。週末に芝刈り機の音が方々で聞こえてくるようになりました。お隣との境の垣根もすっかり厚く茂ってきて、もう声しか聞こえません。裏庭の反対側の家々も緑で遮ぎられ見えなくなりました。低い湿度と圧倒的な量の樹木のお陰で非常に快適な夏です。日向と日陰の温度差がはっきりしており、家の中に入ると暑さは感じません。都会は別として熱帯夜などはありません。
英国はガーデニングの本場だけに、様々な樹木や草花そして器具を売っているガーデンショップや苗木専門のナースリー(Nursery、文字通り‘草花、樹木’の育児所です)がどこにでもあり一年中賑わってますし、真冬には暇つぶしにもなりますが、特にイースターあたりから混み始めます。ガーデンニングは文字通り庭仕事で体力と時間を必要としますが、それに加え費用もかかります。我家の納屋の道具類を写真でお見せします。芝刈り機、垣根のトリマー(電鋸を大きくしたようなもの)、芝のトリマー、電鋸、枝を砕くシュレッダー、テラスを洗うジェット噴水器、各種のスコップやブラシそして熊手類、枝切鋏、梯子。これらは2代目、3代目でそれに加え苗木や草花、芝のターフや種そしてコンポスト、薬品類等を加えると毎年結構な額が庭に消えて行きます。この国の一大産業です。
我が家は1920年代に建てられた家並みの一つで、家としてはまだ若いそうです。幅20m奥行き60m程のこの界隈では標準的な細長い敷地ですが、奥側40mの部分は全部芝です。引っ越して来た時はその半分は芝が植えてありましたが、かなり痛んでおり、残りの半分はまるきりの荒地でした。素人では手が出ず、職人に頼んで整地して芝を敷いたものの、その直後に2年間貸家に出して荒れてしまいました。結局夫婦二人で見よう見まねで補修作業を始め7年間延々と夏は庭で労働して過ごして来たのですが、やっとそれが実り、一昨年からは芝を満喫出来る迄になってきました。
芝は通常は整地した地面にターフを敷きます。ターフは幅40cm、長さ120cm、厚さ3cm位のものを巻いてガーデンショップで売っています。土の塊のようなものでもの凄い重さです。大人一人で一つを抱えるのがやっとです。前庭は、以前は草花が植えてあったのですがなんとか自分達で整地したあとターフを100枚程運んでもらい自分で敷きました。3年目に入り落ち着いてきました。裏庭は逆に古いターフを剥ぎ取り、土で地面を整え、種を撒くというもの凄く時間のかかる方法を選びましたが、やはりターフより質のよい芝になりました。夏は種を撒くと10日で芽が出ます。生えたてはそれは可愛く綺麗なものですが栗鼠や狐に荒らされますのでその対策が大変です。
裸足でこの芝の上を歩き回るのは気持ちの良いものです。庭が整い始めてからは、夏は今では慣例になってしまった車でスイスの峠を走りに行く以外はずっと家で過ごします。木陰のテーブルで遅い朝食をとったりバーベキューをやって夜遅くまでワインを飲んでいたり、好きな本を抱えて庭で寝そべっていれば天国です。今年も旦那は真っ黒になりそうです。
画像上:庭仕事道具一式
画像中:裏庭後方から
画像下:木陰のテーブル、周りは芝の補修中で狐対の網を置いてある
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