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英仏海峡にトンネルが開通して以来、英国から欧州大陸への車での往復は非常に楽になりました。それ以前もフェリーが頻繁に往復しておりましたが、値段はさておき所要時間と乗降の煩雑さは比べ物にならない程楽になりました。トンネルといっても車で直接走り抜けるのではなく、列車に載せられて運ばれます。このトンネルにはロンドンとパリ及びブラッセルを結ぶ高速旅客列車と海峡部分のみを往復して車両とその乗客を運ぶ列車とが通っております。
我家は地理的に恵まれ海峡迄車で一時間の場所にありますので、2,3ヶ月に一度日帰りでフランスに酒類と食料品の買出しに出かけたり、年に数回大陸へ車で旅行に出かけ各地の名物をトランク一杯にして帰る等のメリットをしっかり享受しております。英国のEU参加及びこのトンネルの開通により英国の生鮮食品の状況はかなり改善されました。野菜類などは冬でも豊富に出回っておりスーパーで比べる限り大陸に比べ遜色は感じませんが、やはり現地調達ならではのメリットはあります。フランスだけを比較してもワインは値段が英国の半額以下、種類は当然のことながら豊富です。肉類は特に変わりませんし、羊肉や牛肉は私は英国産に軍配を上げます。逆に鴨肉は仏産が良いし安い、又洗剤もフランスが安い等とそれぞれに長短があり色々物色、比較しながらの買い物は楽しいものです。
さて料金ですが往復の間の日数で違います(片道のみは非常に高い)。午後出発の日帰りが一番安くて邦貨約7千円、逆に日数が5日以上になると(時期により異なりますが)最低でも4万円にはなります。5日以内ですと3万円前後ですので我家の小旅行はこれをよく利用します。今回は一番安い日帰りです。
予約をインターネットで入れ、大陸での車の保険を手配して準備完了。当日は我家から高速で1時間でフォルクストーンという港町の近くにあるチェックインゲートに到着します。出発前30分以内ならそのまま出入国ゲートへ向かいます。英国側のゲートを抜けて10メートル程離れた仏国側のゲートを通過するともうフランスに入国した事になります。帰るときはその逆です。このとき荷物検査があります。大体において中高年の男女の運転の組み合わせはお咎めなしでそのまま通過、たまに若い男女や男同士複数乗車の乗用車が止められてますが、やはりバンタイプの車には厳しく、これに時勢柄アラブ、アフリカ系が乗ってると間違いなく止められています。東洋系中年男女には興味はまったく持たないようです。いざ止められると建物の中に入れられ徹底的に調べられているようです。
口蹄疫が流行っていた頃は、このあと消毒剤を満たした浅い水溜りに車ごと乗り入れてタイヤを消毒しましたが今は素通りです。そのまま広いレーンに分かれた駐車場に入り、順番に列車に乗り込みます。普通乗用車は二階建て、トラックやバスは一階建ての別列車になっており、乗用車用は一回で100台強運搬できるようです。35分でフランス側のカレーに到着そのまま列車から降りて5分も走ると高速道路に直接入れます。この時は既に右側通行になっております。
我家の買物は二軒のハイパーマーケットと呼ばれる巨大なスーパーで行います。一軒はAuchanというフランスの全国チェーンの店で、これはカレーの町はずれにあります。もう一軒はトンネル利用客目当てに開業したCite de Europeというショッピングセンターで、これはトンネル入り口のすぐ傍にあります。この二軒は車で15分程の距離にあり、両方の駐車場共に英国ナンバーの車が多数目に止まります。
Auchanでは主にワインを、Cite de Europeでは食料品その他というのが最近の我家の買い物の傾向です。4時間程で買い物を終えトランクや後部座席は満杯、ついでにフランスの方がやや安いガソリンも満タンにして帰途につきます。時差が1時間ありますので出発時間には注意する必要があります。
今回の収穫、酒類は白のブルゴーニュ、スパークリングワインそしてアルザス系の白とロゼ計90本、それにテーブルワイン用の赤とロゼ5リットル入りを5箱、あとはノルマンデイ産のカルバドス(りんご酒のブランディ)とドイツ産のキリュシュワッサ(果物から作った焼酎)。これで3ヶ月は大丈夫です。但し白のテーブルワイン(今はアフリカ産を気に入ってます)とビール(フランス産の薄いもの)は英国内で調達します。
食料は燻製類(ソーセージ、サラミ、鴨肉等)、鴨の胸肉、地鶏(特売)、カルパッチョ(薄切りの生肉にドレッシングをかけて楽しむ)用の牛、豚、羊の薄切り肉。シチュー用の牛のすね肉(特売)、手長蝦、チーズ、ピザ(オーヴンに入れるだけ)。それに洗剤6リットル入り一本と、一寸気に入ったワイングラス。以前に比べるとずいぶん少なくなりました。帰宅して戦利品を並べるとなんとも幸せな気持ちになります、気がついてみると香水も買い込んでました。
画像上:列車に乗り込みます、一階用と二階用の入り口が二つあります。
画像中:今回の収穫、酒類
画像下:燻製類ほかの食料品
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