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記録的に寒かったテト正月も終わり、短いダナンの春がやってきました。ここ数日の平均気温は27℃。湿度も低く一年で一番過ごしやすい気候です。『春眠暁を覚えず』は世界共通のようで、ここ数日、僕の事務所でも『この季節は眠いですねぇ』とベトナム人スタッフも口々に言っています。しかし、この心地よい季節もほんの僅かな間だけ。4月も半ばになれば『今日も暑いねぇ』が挨拶になり、『暑いから昼寝しないと体がもたない』と言い始めます。あれ? 春だから眠かったんじゃないんですか??
ところで、ヘルメット着用が義務付けられて半年。すっかり町ではヘルメットが定着しました。今やヘルメットを被っていない方が珍しいくらいで、着用率99.9%と言っても過言ではないでしょう。ヘルメットが一個7万ドン〜12万ドン(約500円〜900円)。ヘルメット着用義務違反の罰金が15万ドン(約1,000円)なので、罰金の方がヘルメットを買うより高い!となればヘルメットを被ったほうがお得で安全ですからねぇ。
当初、バイクに乗る人は全員ヘルメット着用が義務付けられていました。それは小さな子供でも同じこと。法律は法律。速度超過は1km/hでも違反になってしまうこの国ですから幼児でも法律適用。1〜2歳児もバイクに乗せて移動するこのベトナムですが、本当に赤ちゃんに被せても大丈夫なの?と当初から疑問視されていました。結局、法律施行後1ヶ月くらいで、『14歳未満はヘルメット着用推奨』に切り替わりました。法律も柔軟に変わるのもベトナムなんです。でも。。。儲かったのはヘルメット業界だけ??
最近は新たな問題もでてきました。それは『日焼け対策』。色白、黒髪が美しいとされるベトナムの女性は物凄く日焼けを嫌います。ヘルメットにサングラス、顔の隠れるマスクをして首にはマフラー。これでヘルメットが白いターバンだったら月光仮面(*)そのものです(と言っても分かる人は少ないか。。。)。ツバの広い帽子を被ってヘルメットを被ったり、男性は野球帽の上にヘルメットを被ったりしています。しかし、これはあまりファッショナブルじゃありません。それにヘルメットと帽子をふたつ被っていると蒸れてこれまた暑い。帽子を被らなければ日焼けをする。ヘルメットを被らなければ罰金だしどうしたものか。
ここで登場したのが、『ヘルメット用のツバ』。ヘルメットに取り付けるサンバイザーとでも言いましょうか。ヘルメットを帽子代わりにして、そのまわりにツバを取り付けるのです。最近売られているヘルメットは規格があるのか、みんな同じように標準のツバや防風シールドを取り付けるボタンが着いています。これを利用してサンバイザーをボタンでヘルメットに固定して風で飛ばないようにして、後ろはゴムでサイズを調節します。
え??!ヘルメットに帽子被せるの??と日本人だと思うでしょうが、それは日本人の既成概念からで、既成概念の少ない若いベトナムの柔軟な発想が生んだ、まさにベトナムの需要が生んだこの商品は、またたくまに大ヒット商品になり多くの女性が使っています。
それでもまだ若い女性とかにはいまひとつファッション性に欠けるのかあまり使っている人はいませんが、これから暑さが本格的になれば必要に迫られてみんな使い出すのではないでしょうか。きっとその頃には若い女性向けの商品も開発されるかもしれません。
日本でもミニバイクに乗っている人も多いのではありませんか? ベトナムからこのヘルメット用サンバイザーをお土産に買って帰ったら、近所で注目を集められますよ。ただし、日本の道交法に適合するか。。。保証の限りではありませんのであしからず。。。
(*)月光仮面:川内康範原作の冒険活劇に登場する主人公。1958年?1959年、テレビ放送。漫画化、映画化もされた。
-文中の画像-
画像上右、上左、中右:バイクに乗るときの必需品です。
画像中左:ヘルメット屋さんの店先に沢山売られています。
画像下右:道路清掃の人も愛用。
画像下左:帽子の上にヘルメット着用はもう古い?
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 画像左、中、右上:ヘルメット姿のまま市場でお買い物。
画像右下:最新型はヘルメットの上から帽子を被ることができます。
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