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みなさん明けましておめでとうございます。今年は初めて年末年始に地元ダナンを離れてサイゴン(ホーチミン市)へ遊びに行ってきました。ベトナムと言えばホーチミン市を連想される方も多いと思いますが、かつては南ベトナムに属し、首都ハノイより経済的には発展していると言われるホーチミン市。フランス時代の建物、中華の様相、近年の西洋化が全部まぜこぜになったおもちゃ箱のような都市。
本来、ベトナムの正月はテトと呼ばれる旧正月で祝うのですが、外国人も多いこのホーチミン市では、テト・タイと呼ばれる我々の正月元旦も街中イルミネーションで飾られて賑わっています(画像左/中)。大晦日の夜の日本人クラブは大賑わい(画像右)。
みんなでケーブルTVで『行く年来る年』を見て除夜の鐘を聞いて「あけましておめでとうございま?す!」。お開きになったのは深夜12時前? あれ、まだ12時前?? そう、日本との時差はマイナス2時間。ベトナムの新正月になる前に日本人はお正月のお祝いを終わらせていました。
画像左:イルミネーションに彩られたホーチミン市のメインストリート。
画像中:デパートも雪化粧。
画像右:日本人クラブで年越し。
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このホーチミン市には外国人も多いのですが、ベトナム戦争時に海外へ逃れたベトナム人やその二世のUターンや、地方都市から移住してきたベトナム人も多く生粋のホーチミン子が少ないというまるで東京のような一面もあります。
今回ホーチミン市に来て試したかったのが、ベトナム中部の古都フエの料理。以前から「フエ料理はフエで食べるよりホーチミン市の方が美味しい」と言われていて、地元で食べるより美味しいというのはホーチミン市という大都市の中の『都市伝説』じゃないのか?と思っていたのでそれを確認してきました。
フエと言えばバイン料理と呼ばれる米粉の蒸し料理が有名です。その筆頭がこのバイン・ベオ(画像左)。刺身の醤油皿程の小皿に米粉を入れて蒸しスプーンですくって食べます。ところが、ホーチミン市のバイン・ベオは大きい(画像中)。フエのそれより1.5倍ほどの大きさで、一口で食べられる大きさではありませんでした。
同じくバイン料理のバイン・イット・ラム(画像右上)。大きさが分かりにくいですが500円玉くらいの揚げ餅に蒸し餅が乗っていますが、ホーチミン市のは10cmくらいのお煎餅の上に蒸し餅が乗っています(画像右下)。
画像左:米粉の蒸し料理の筆頭がバイン・ベオ。
画像中:ホーチミン市のバイン・ベオは1.5倍。
画像右上:500円玉くらいの揚げ餅に蒸し餅が乗ってバイン・イット・ラム。
画像右下:ホーチミン市のバイン・イット・ラムは、10cmくらいのお煎餅の上に蒸し餅が乗っている。
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他には、フエを代表する牛肉うどんのブン・ボー・フエ(画像左)、こちらは日本の素麺程度の太さのブンと呼ばれる米粉うどんを使っているのですが。これもホーチミン市では麺がまったく別物(画像中)。米粉は米粉なのですが日本のうどんのように太い麺です。
また、フエを代表する混ぜご飯のコム・アム・フーは焼き豚、焼肉、ハム、海老のすり身やキュウリの塩もみ等がのったファーストフード(画像右上)。これも、ホーチミン市に来るとこのようにご馳走になります(画像右下)。
どうしてこんなに違うのに同じフエ料理を名乗るのか?
それは、どうも料理も日々進化しているようなのです。フエで生まれ育ち、今もフエに住んでいるフエ料理はフエの中での需要と供給に応えて進化をし、ホーチミン市のフエ料理は戦前のフエスタイルが一時、地方や海外に流出し郷愁と共にそのオリジナルスタイルを保ちながら豪華な大都市の料理へと進化していったようです。
ベトナム人も日本人も蒙古斑のある同じルーツ。でも育ってきた環境で別々の進化をとげて違う言語や習慣になったように、ベトナムと日本にも同じルーツの料理があるかもしれません。どなたか見つけられた方はぜひメールでご一報ください。
画像左:フエを代表する牛肉うどんのブン・ボー・フエ。
画像中:ホーチミン市のブン・ボー・フエの麺は太くまったく別物。
画像右上:混ぜご飯のコム・アム・フー(5565)はファーストフード。
画像右下:このファーストフードが、ホーチミン市ではご馳走になる。
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