■バイクでツーリング その1 2007.5.15 update

今年の日本のゴールデンウィークは超大型連休だったようですが、ベトナムも4月30日と5月1日はお休み。今年は土日と絡まって四連休、さらに今年から祝日になったフンブン王の日が4月26日にあたり、1日有給を取ると六連休というベトナムでは珍しい超大型連休になりました。

中部の観光地フエやホイアンには首都ハノイやホーチミン市はもとより、ベトナム各地から観光バスでベトナム人観光客が訪れとても賑わっていました。フエは『フエ弁』と呼ばれる独特の訛りがある地域なのですが、GW中はフエ弁が聞こえてきません。フエの人たちは逆にハノイやホーチミン市に遊びに行ってしまったようです。

私もたまには遊びに行ってみようとダナン市から110km離れたフエ市までバイクで行ってみる事にしました。日本で110kmというと東名高速の東京−御殿場間程度。しかしここベトナムには高速道路はありませんし、しかもバイクは二人乗り。途中ベトナムで一番高いハイヴァン峠も越えていきます。さらに今回はバイクでしか行く事ができない半島の先端にも行ってみようと試みたので約200kmの旅。どこへでもバイクで行ってしまうたくましいベトナム人と違ってこちらはひ弱な日本人、さてどうなる事やら。。。

ダナンの街を出て暫く行くと最初の関門、ハイヴァン峠に入ります。このハイヴァン峠は一昨年開通したハイヴァントンネルのお陰で走っている車の台数も少なく道も良いので思ったより楽に走れました。気持ちよく頂上まで走ってくるとなんと頂上を境に向こう側は深い霧。面白いようにはっきりと頂上で分かれていました。下りは濃霧だったら辛いなぁと思いながら降りていくと、運良く視界だけは開けていて麓のランコー村に着く頃には霧も晴れて来ました。ここはシーフードで有名な村なので、朝食はシーフード粥。海老、ハマグリ、カキが入った豪華版。元気を補充してさて出発。

さらに小さな峠を二つ越え、第二の関門でもあり目的地でもある半島の先端へ。確かに地図には載っている道路なのですが、思ったより細いし道も悪そうです。本当にここでいいのかな?と鉄道の踏み切り係員に道を尋ねると、間違いないとの事。では行ってみましょう。そうそう、ベトナムの踏み切りは人力手動で開閉します。なので踏み切りには必ず踏み切り係員が待機しているんですよ。でも列車は1時間に1本くらいしか来ませんから暇そうでしたけどね。

ここは大きな入り江になっていて道は入り江に沿った山沿いを走ります。登りあり下りありでバイクで走るには楽しいのですが、途中すれちがった沢山の小学生はこの山坂を歩いて学校まで通っているんですね。おそらく片道4kmくらいは歩くのではないでしょうか。

約40kmの道のりを1時間くらい掛けてたどり着いた渡し舟乗り場。船は丁度今、岸を離れたところで残念ながら乗れず、次の船を待つ事に。『次の船はいつ?』と聞くと『30分後』という事だったのでしばしここで休憩です。ちゃんと時間通りに来た渡し舟、さぁ乗るぞ!と思ったら、船頭さんたちみんな降りてきます。『行かないの?』と聞くと、『50,000ドン(約380円)払ったらすぐ行く、じゃなかったらお客さんが集まるまで待つ』って普通の船賃は3,000ドン(約25円)、なるほど50,000ドンだったら10人分以上だもんね。いいよ。待つよ。。。

さらに待つ事、15分、もとより待つ事の苦手なベトナム人達がそろそろイライラして来ました。お客さんは2人増えただけでしたが、船頭さんも待ちきれず出航。ただし僕のバイクは重いからと2台分の料金を請求されました。まぁ本当に重いので2台分で10,000ドン(約80円)支払いました。

よくベトナムではボラれると言われますが、まぁ今回のように理由がある事もあります。待ちたくなかったら多めに払って欲しい。少ない人数では彼らも採算があいませんからね。他のバイクに比べて重いから追加で払って欲しい。事実かなり重いのでこれは納得。なんでも杓子定規な日本と比べるとある意味、お金で融通がきくのもベトナムの良さです。

出航してしばらく行くとただいま建設中の大きな橋が見えてきました。もともとこの半島のビーチは綺麗なのですが交通手段がバイクしか無くあまり人が来なかったですが、この橋が完成すると車でも通れるようになり、街の様相は一変するでしょう。しかし、今乗っているこの渡し舟はきっと廃業してしまうんでしょうね。

10分足らずで対岸に着きました。そこは乗り込んだ街よりは開けているものの、まだまだ牛車が走るのどかな田舎町でした。続きはまた来月。。。

画像説明文
画像上右:ベトナムで一番高いハイヴァン峠の頂上
画像上左:頂上を境にして向こう側(下り方面)は深い霧
画像中右:海老、ハマグリ、カキが入った豪華シーフード粥
画像中左:渡し舟乗り場に到着
画像下右:現在建設中の大きな橋
画像下左:対岸は、牛車が通うのどかな田舎町


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