ベトナム恒例の2回目のあけましておめでとうでございます。ベトナムではテトと呼ばれる旧正月でお祝いするため日本人を含む外国人達は普通に1月1日にあけましておめでとうございますですが、お正月の余韻もすっかり覚めた今頃またあけましておめでとうございますとなるのです。
在住の日本人達もこの旧正月休みを利用して一時帰国したりするので、戻ってくるとすっかりお正月気分で顔を会わせるとつい『あけましておめでとうございます』とご挨拶してしまいます。
毎年ご紹介していますが、ベトナムの年末には恒例の花市が街のあちこちに立ちます。この花市も年々花の種類が増えてきたように思えます。以前は黄色い桃の花と金柑のような実を付けた木と菊とダリア程度だったのですが、今年は菊でもいろんな色があったりパンジーの鉢植えがあったり、金柑の木も卓上用の小さな鉢が出たりとバラエティーに富んできました。
更には花市の規模も数も年々増えていっています。今年はこんなに全部売り切れるのかな?と心配になるくらいに大規模に街のいたるところで花市が立っていました。それはもう本当に壮観ですよ。毎年旧暦の12月23日過ぎから盛んになるのでチャンスがあったら是非一度この時期に訪れてみてください。
また、大晦日には仏壇や神棚に5種類の果物をお供えします。以前はこの5種類何をお供えするかが決まっていたそうですが、最近は何でもいいから5種類お供えするのだそうです。若い人が増えてきて単に風習を忘れちゃっただけかもしれませんが。。。
それなので市場前には花屋さんもさることながら果物屋さんも沢山出てきます。普段八百屋さんだったところも臨時果物屋さんになり、路上にも特設果物屋さんが所狭しとでてきます。もう大晦日の市場前の道路は車のためには存在しません。勝手に歩行者天国状態、まるで上野のアメ横を彷彿させるような人出です。うっかり車で通ろうものなら逆に『邪魔だ!』と叩かれる事でしょう。
そしてもうひとつ大晦日恒例の新年花火大会。去年の記録的な大型台風の義捐金に大会費用をあてるという事で中止が発表されたのですが、市民から唯一の楽しみだからぜひ実行をとの嘆願と寄付が集まり、規模は縮小したものの実行されました。
ダナンのシンボルでもあるハン橋の脇で打ち上げられるのですが、時間前からハン橋周辺は場所取りで物凄い人だかりができていました。ベトナムは個人での花火は禁止なので僕ら日本人、花火の国の人たちも集まって花火見物です。今年は初めて2歳半の息子を連れて行ったのですが、カウントダウンが始まる前にノックダウンして寝てしまいました。残念。
一夜明けて元旦の街角。各家前には国旗が飾られています。が、人影はありません。あれだけ賑やかだった市場前にも誰も居ません。ベトナムの習慣では元旦には他人の家に遊びに行かないのです。みんな家族でお墓参りへ行ったり静かに家で過ごしています。
そして2日になると新年回りが始まります。これまた昨日と打って変わって街には人が溢れ出します。お父さん、お母さんに子供二人の一家4人で一台のバイクに乗りあちこちの家を回って歩きます。平均的には一日に10軒、多い人は15軒くらい回ります。そうなると当然一箇所の家に居る時間は10分少々。文字通り『わ〜!』と来て『わ〜!』と帰るという状況です。
そんな短時間でも子供達は見逃しません。人が来ると今までどこかに遊びに行っていた子供たちがどこからともなくワラワラと集まってきてしっかりお年玉を貰って消えていきます。ベトナムではお年玉はその年一年の幸運を運び込むと言われるので、大人は惜しげもなくどんどん渡します。金額は小さいのですがお年玉配りも楽じゃありません。
テトが明けるとダナンは乾季に入ってきます。これからまた暑い季節が始まります。
画像説明文
画像1段目右:ずらっと並ぶテト前の花市
画像1段目左:今年は花の種類も豊富です
画像2段目右:果物を買う人たち
画像2段目左:“勝手に歩行者天国”な市場前道路
画像3段目右:ハン川で打ち上げられる花火
画像3段目左:静かな元旦
画像4段目右:2日目からは賑やかさが戻ります
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