あけましておめでとうございます。今年もベトナム中部ダナン市より現地情報をお伝えします。本来ならばベトナムのお正月情報をお届けしたいところなのですが、ベトナムは旧暦の国。お正月も旧正月でお祝いするので、日本の元旦には何もありません。
今年は幸い土日が絡まる三連休になったので若干、街に人は出ていましたが秋の三連休といった雰囲気でしょうか。なんと言っても12月31日大晦日に結婚式が行われますからね。いかに普通の秋の連休ムードだか判っていただけるのではないでしょうか。それでもお正月ですから少し華やかなムードをお伝えしようと考えましょう。華やか。。。華やか。。。花屋か?。。。花や?。。。そうだ!花だ! 花食べたんだった!
先日、夏に「各国いまどき報告」でお伝えしたダラットに、また仕事で行ってきました。夏でも寒い(平均気温20℃前後)のダラットに冬行くのは嫌だなぁと思っていたのですが、ダラットは冬場が乾季で良いシーズンだと聞いてびっくり。
さらに今年(まだベトナムでは年が明けてません)は気温も高い異常気象だと聞いてまたびっくり。気温も日中は27℃くらいまで上がっていました。ちょうど土日だったため観光客も沢山居ました。
昔からフランス人の避暑地で今でも新婚旅行のメッカ、観光都市であるダラットは今でも観光開発に力を入れていて、この春には昔のフランス人の別荘を改装したビラ・ホテルもOPENするそうです。20棟ほど立ち並ぶ敷地内は、まるで軽井沢の高級別荘地のようでした。
到着後、まずは有名なダラット野菜で腹ごしらえをしようと地元レストランに入ると、『フラワースープがお奨めだよ』との事。ダラットは高原野菜で有名なのは知っていたのですが、食用花の栽培でも有名なんだそうです。それではそのフラワースープを頼んでみようと注文すると、とても花とは思えない球根のようなものが入ったスープが出てきました。
確かに味は美味しいのですが、花の部分はとても硬くて食べられません。『花で出汁だけ取るのかな?』と食べずに置いておくと、店員さんが『萼(ガク)の部分が美味しいんですよ』と。どれどれ食べてみると、花びら部分からは想像つかない程に里芋のように柔らかく優しい味のするものでした。花の名前はアーティーチョーク。世界中でもダラット産のアーティーチョークは有名でフランス等にも輸出されているそうです。
しかし花を食べると言ってもこのアーティーチョークのスープでは、ちょっと華に欠けるよねと話していると、『食用花のコース料理を出しているレストランもあるんですよ』との事。食用花のコース料理?食用花というと食用菊とか菜の花、ベトナムで初めて知ったカボチャの花の炒め物くらいしか思い浮かびません。コース料理とはどんなものだろうと百聞は一見にしかず、翌日食べてみることになりました。
コースは予約制だそうで午前中はダラット市場でお土産にダラット名産のイチゴを買ったり、ちょうど年末セールでしょうか、市場周辺には露天商も出て元気な声で呼び込みもしています。ぐるっと町を散策してお腹を空かせた我々一行は、いざレストランへ。
そこで出てきたのはアーティーチョークのスープからは想像もできないくらい繊細で綺麗な花の料理の数々、デコレーションに使われているのかと思った花や花びらもすべて食べられるもの。しかもそれぞれの香りとソースが実によく合っていて美味しいのです。
スペースの都合で全部の画像は載せられませんが、一枚だけ『千の花』と名づけられた一皿。このお皿に盛り付けられている花と花びらすべてが食べられるんですよ。野菜と花の美味しいダラット、ちょっとダナンからは遠いですがまた来てみたい、いや『来て食べたい』ところになりました。
画像説明文
画像1段目左:湖を望むダラットの町
画像1段目左:ビラ・ホテル
画像2段目右:アーティーチョークのスープ
画像2段目左:観光客で賑わうフラワーパーク
画像3段目右:ダラットと言えばイチゴ
画像3段目左:市場周辺は露天商で賑わう
画像4段目右:花のコース料理の一品『千の花』 |