ベトナムの食べ物と言うと皆さん何を思い出しますか? やっぱりフォーと生春巻きでしょうか。でも私の居る中部ベトナムのダナン市ではフォーはそれほど多くは食べません。生春巻きにいたっては庶民的なレストランにはメニューにもありません。
ダナンではフォーよりブンという太目の素麺のようなうどんがポピュラーでこれは毎日なにかしらの形で食べます。生春巻きはありませんが、蒸し魚などを注文すると野菜とライスペーパーが一緒についてきて自分で手巻き寿司のようにして春巻きを作って食べます。これがいわゆる生春巻きにあたるのかな?
フォーにしてもブンにしても手巻き春巻きにしても野菜を沢山食べるのがベトナム流。これがベトナム人が太らない秘訣とも言われています。しかし最近デパートができたり、輸入食材を売るスーパーマーケットができたりで、少し食事情が変わってきています。
今年になって果物屋さんの店頭に輸入果物が増えてきました。以前はブドウといえば茶色い皮のブドウしか無かったのですが、今年から黒い皮のいわゆる巨峰タイプのブドウが店頭に並んでいます。リンゴも日本語で富士と書かれた中国製のリンゴが並ぶようになりました。他にもダナンでオレンジと言ったら緑の皮だったのにオレンジ色のオレンジも並び、日本でも良く見るプラムまで店頭に並ぶようになりました。
元来、食に保守的な中部ベトナム人は新しい物にはなかなか手を出さないのですが、若者たちはやっぱり好奇心が旺盛なのか見たことの無い果物でも『それ何?美味しいの?』と気軽に声を掛けて『じゃぁ試しに少し買ってみる』と果敢にチャレンジしていました。
もうひとつ、最近ダナンで人気があるのが韓国料理です。ベトナム戦争の時にダナン近辺には韓国軍が駐留してあちこちで戦争があったので中部の年配の方は韓国に対して批判的だったので韓国料理店というものがありませんでした。ところが2〜3年前から韓国レストランができてきて、今は本格的な韓国レストランも登場しました。
今の日本では世界中の料理が食べられますよね。ここベトナムの田舎町(と言っても4番目に大きな都市ですが)では毎日がベトナム料理。この韓国レストランの登場は私にとっても嬉しい限りです。お客さんは、韓国人はもちろんのこと、日本人、西洋人が多かったのですが、やはりここでもベトナムの若者が増えてきています。
ちょっと衝撃映像ですが、画像は子牛の丸焼きです。これはダナンの伝統的なご馳走。ビアホールの店先にドン!と吊るされています。こういう伝統的なお店に集まる人は年配の人が多いですね。やっぱり保守的なのかな? いや、美味しいからでしょうね。
衝撃映像をもうひとつ、魚市場で見かけた『マンタ』です。え?マンタって食べるの?というかマンタって捕っていいの? ダイビングはやりませんが、マンタは潜って見るものだと思っていた私にとってはかなりの衝撃でした。100匹近いマンタが市場で解体されていたんですよ。
この話をしたら韓国の友達から『え?マンタって食べるものでしょ?』とあっさりと言われました。調べてみるとマンタには天敵が無く、台湾や韓国など一部の国でした食べる習慣も無く、絶滅の危険性は現在皆無なんだとか。このマンタ達も解体された後、台湾へ売られていくのだそうです。
衝撃映像の後はダナンの伝統的なアイスクリーム屋さん、自転車にアイスクリームを積んで売りに歩いています。このアイスクリーム屋さんにも変化がありました。以前は注文するとコーンにシャーベットのようなアイスクリームを入れてくれただけだったのですが、今はピーナッツを散らしてチョコレートをかけてトッピングしてくれます。アイスクリーム屋さんも進化してるんだ。
そうそう、忘れていました。食生活の変化で一番変わってきたもの。それは、ベトナムでも肥満児が問題になってきているそうです。僕たちも気をつけてね。
画像左上:今年になって店頭に並ぶ果物が変わった
画像右上:韓国レストランで人気のチヂミ
画像左中:昔からよく食べられている子牛の丸焼き
画像右中:市場に並ぶマンタ、ベトナム人は普通のエイは食べるがマンタは食べないらしい
画像左下:自転車の前に屋台がついているアイスクリーム屋さん
画像右下:アイスクリームが大好きなのは世界共通
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