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その昔、日本で新婚旅行と言えば『熱海』でしょうか?それとも『ハワイ』かな?え?それは昔じゃなくて昔々でしょうって?そうですか、失礼しました。
ここベトナムは暑い日が続くので新婚旅行は『ダラっと』と言うのが流行りです。『新婚旅行はどこ行くの?』『え?ダラっと』『そうだよねぇ?』って感じです。のんびりしたベトナム人らしいですよね。。。って、いくらなんでもそんな訳はありません!
ダラッと言ってもDa Latという避暑地がベトナムの中部高原にあるのです。もうここは新婚旅行のメッカ。海抜1,500m、気温は一年中20℃前後と涼しくフランス統治時代に避暑地として開発されたので古いフランス風ビラもたくさん立ち並んでいます。ここはベトナムであって異国の雰囲気のある町。そしてベトナム人の新婚旅行の憧れの町なのです。
今回はダナンからツアーバスを乗り継ぎながら約20時間。バスの乗客はやはり居ます、居ます、新婚さんらしきカップルが4組。他に家族連れや外国人といかにも代表的な観光地に行く様なメンバーですね。ダラットへ続く峠に登っていくとどんどん気温が下がってきます。バスもエアコンを止めて窓を開けると心地よい冷たさの風が入ってきました。それと一緒に緑の香りと野菜の香り。そうここは高原野菜でも有名な町で、あたり一面にキャベツやレタスの畑が広がっています。今回はこれも楽しみのひとつです。美味しい野菜と沢山食べよう!っと、新婚旅行じゃない私の興味は食べる方です。
ダラットに到着してまずは腹ごしらえ。先ほどの高原野菜を食べようと、注文したのはサラダ、野菜炒め、野菜スープ。どれを食べてもこれが美味しい。ニンジンもタマネギも甘くて、青い野菜は香りが澄んでいて食べ始めたら止まりません。普段から痩せている私ですが、もしダラットに住んだらもっと痩せるかもしれませんね。ダラット高原野菜ダイエットって日本で流行らせようかな。
次に向かったのは市場です。もうひとつの特産品『イチゴ』を買いに出かけました。日本を離れて早6年、毎日南国フルーツには囲まれていますがイチゴは滅多にお目に掛かれません。ちょうど日本で南国フルーツが冷凍や缶詰でしか手に入らないのと同じようにダナンではイチゴが手に入りにくいのです。
市場につくと道端にはイチゴの行商がズラッと並んでいます。みんな試食しながら『安くしてよ』『いやダメだよ』としきりに交渉しています。とりあえず形は悪いですが甘いイチゴを1kg15,000ドン=約120円で購入。うん、久々の生のイチゴ! 美味しいです。ミルクも買えば良かったな。
翌日は観光です。高原の町なので小さな滝があちらこちらにあったり、ロープウェイで山の間を渡ったり、2年に一度『ダラット・フラワーフェスティバル』というお祭りがあるくらいダラットは花の町でもあるのでフラワーセンターもありますが、町中に花壇があるのでフラワーセンターが見劣りしてしまうくらいです。
どこへ行ってもカップル、カップル、新婚さんだけでなく若いグループで来ているカップルも目立ちます。みんなやっぱり幸せそうですねぇ、って幸せそうじゃないと困りますけどね。新婚旅行なんだから。
中部高原には様々な少数民族が今でも住んでいます。ここでは少数民族の衣装を着て記念撮影をすることができます。かつてベトナムの家庭にはカメラがあまり普及していなかったので、観光地には必ずカメラマンがいて撮影をしてくれます。一枚7,000ドン〜8,000ドン。カメラマンがポーズに注文をつけて、まるで本物のモデルさんのような写真を撮ってくれるんですよ。面白いですが、自分でやったら結構恥ずかしいので私はやりませんでした。
最近ベトナムでもデジタルカメラが普及してきて、このカメラマン達も仕事が少なくなってしまったようです。衣装を着て記念撮影をするコーナー前ではカメラマン達のお客さん争奪戦が繰り広げられています。どこも時代の流れの中で生き残るのに必死なようで、カメラマン達もフィルムカメラからデジタルカメラに変わってきたり、フィルムカメラの人もスピード現像をして帰るまでに渡してくれたりと頑張っていました。
最後に新婚さんの聖地とも言える『愛の盆地』へも行ってみました。「愛の高地」とか「愛の台地」じゃなくて「愛の盆地」なのがちょっと気になりますが、どうせ私は新婚さんじゃないので気にしないことにします。
ここは人工的に作られた湖を囲むようにまわりが公園になっています。あちらこちらのベンチには新婚さんらしきカップルが肩を寄せ合って座っています。みんな幸せそうですね。そうですね。。。私は帰らせていただきます。。。
-文中の画像-
画像右上:ベトナムで一番美しいと言われるダラット駅舎
画像左上:ダラット市場前の広場
画像右中:市場前にはイチゴ売りがズラッと並ぶ
画像左中:ロープウェイ乗り場から眺めるダラットの町
画像右下:滝には沢山の観光客
画像左下:民族衣装を着て記念撮影、赤いシャツの人がカメラマン
画像右下:愛の盆地で記念撮影。幸せそうな笑顔だったのでつい撮りました
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