■列車に乗ってPhong Nha(フォンニャ) 洞窟へ その2 2006.6.6 update

みなさんこんにちわ。日本はもう梅雨空でしょうか。こちらダナンは6月が一年のうちで一番暑くなる季節です。気温が40℃を越える日もあり、この時期なると必ず『エアコン買おうかなぁ』と毎年思うのですが、そんな時期もほんの10日間くらいなので、きっと今年も買わずに過ごしてしまうのでしょう。

え?エアコン無しで生活してるの?って声が聞こえてきそうですが、その通りです。こちらに来て早6年。ずっとエアコン無しで生活していますよ。暑いときには一日に3回水浴びする日もありますが、ベトナムの家は元々涼しい造りになっているので外にでなければ大丈夫。ただし外にでたら焼け焦げちゃうんじゃないかと思ったりもしますけどね。

さてさて、前回の続きでPhong Nha 洞窟へ行く前にちょっとDong Hoi (ドンホイ)の町を散歩してみました。朝ご飯はブン・ボー(Bun Bo)と呼ばれるベトナム風牛肉うどんです。これはチャーカーという魚のツミレとフィットという血を固めたソーセージのような物も入った豪華版。これに香草を沢山乗せて頂きます。ベトナム人の朝ご飯の定番中の定番です。このブン屋さんといううどん屋さんはベトナム各地のいたるところにあり、小腹が空いたらちょっと食べるという感じで、日本の立ち食いうどん屋さん的に使われています。

町の中心地にはお城の門の跡があります。かつてこの地にはドンホイ城というお城があったそうで、現在の町の中心地はこのお城の敷地内に作られていて今でもあちこちで城壁跡や門の跡を見ることができます。またベトナム戦争当時激戦区だったところで戦争の傷跡も多数残っています。最近では「フォンニャ洞窟」が世界遺産に登録されたのをきっかけに多くの観光客が来るようになり、町はちょっとしたホテルブームになっています。

「フォンニャ洞窟」はドンホイの町から50kmほど西の国立公園の中にあります。「天空の洞窟」と「風の牙の洞窟」の2つがあり、「天空の洞窟」は山の上にあります。洞窟へ続く階段を登っていくと眼下にちょっと変わった光景が見えてきました。畑のあちこちに真ん丸い池が作られています。畑の用水池のようですが、あまり規則性は無いような、それにずいぶん沢山あるのですが、なんでしょうか?

実はこれはベトナム戦争中の爆撃の跡なのです。かつてこの洞窟には北ベトナム軍が潜んでいてそこを攻撃した跡なのだそうです。さらにこの地域は乾季になるとよく旱魃になる地域でもあるので、その爆撃の穴をそのまま用水池にしたのだそうです。転んでもただでは起きない。そんなベトナムの逞しさを感じます。

600数十段の階段を登ってやっとたどり着いた「天空の洞窟」。中は美しく(?)ライトアップされています。いくつかの鍾乳石にはその形から『鷲の翼』とか『龍の門番』などの名前が付けられています。大仏様とかイエスキリストとかもあるのですが、ちょっと頭を柔らかくしていないと見つけられないかもしれません。どうやってこれがイエス様に見えるの?というのもありますから。

「風の牙の洞窟」は船で入っていきます。入り口には沢山の観光船が集まっていました。こちらは全長約8kmにおよぶ地底川の洞窟で、その一部が一般に公開されています。洞窟内は禁煙なので船もエンジンを切って手漕ぎで入っていくのですが、地底の川を静かに滑って行く船も幻想的で面白いですよ。

公開されている部分の一番奥の洞窟には『悪戯書きの洞窟』があります。ここには2世紀頃チャム人の僧侶が住んでいて僧侶が書き残したチャム文字があります。お坊さんはここでどうやって生活していたのでしょうかね。洞窟の中は日が射さないので涼しいですが当時は暗かっただろうになぁ。

みなさんもぜひ機会があったら一度フォンニャ洞窟へ行って見て下さい。11月、12月頃は雨季になって水位が上がるので、時折閉鎖されることもありますので要注意です。

-文中の画像-
画像右上:Dong Hoi(ドンホイ)の町並み
画像左上:Bun Bo(ブン・ボー)と呼ばれるベトナムうどん
画像右下:ドンホイ城跡
画像左上:ベトナム戦争中の爆撃の跡、爆弾池

画像左:ライトアップされた「天空の洞窟」の鍾乳石
画像中:その形から「鷲の翼」と名付けられた鍾乳石
画像右:この船で「風の牙の洞窟」を回ります


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