■ベトナム『人』の年末年始 2005.2.7 update

暮れも押し迫って参りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。えっ、今ごろ何言ってるのかって? この原稿を書いている1月29日は旧暦で12月20日、今まさにベトナム人の年末なんです。

街のあちこちに花市場が立ちはじめました。カラフルな造花から鉢植えの花、こちらでは金柑の鉢植えと黄色い花の桃木が日本で言う門松のような役割をします。金柑は黄色い実がたわわになっている鉢植え、桃木は元旦(今年は2月9日)あたりにたくさん咲くように今はまだ花は少しでつぼみがいっぱいついてます。

街角の特設洋服屋さん、布団屋さんに続いて特設お酒屋さん、お歳暮・お年賀屋も出てきてます。市場の前には大きなザルにお年玉袋を入れて売り歩く子供たち、クリスマスツリーに飾るようなキラキラしたお正月飾りを屋台も出始めてます。まだ今日の時点では少ないですが、あと一週間もしたらもっと増えて賑やかになるでしょう。

日本の帰省ラッシュもすごいですが、ベトナムの帰省ラッシュもものすごいですよ。日本に比べて祝祭日の少ないベトナム。お正月休みだけが唯一まとまったお休みなんです。また家族を大切にするベトナムでは家族と離れて過ごすお正月なんて考えられないんです。

都会へ出稼ぎに来ている人たちは、田舎へのお土産を買い、一年間せっせと貯めたお金を持って家族の待つ元へ帰っていきます。地方へ行くバスや車はぎゅうぎゅう詰め。定員以上は乗ってないんですよ。みんなお土産が山ほどあるからなんです。

さぁ、多くの人が田舎に帰ったあとのダナンのお正月はどうなるのでしょうか。お正月の東京のようにガラーンとしてしまいます。特に元旦は他人のうちを訪ねるものではないという習慣もあるので、元旦の街中は本当に人影がまばらです。しかし、人影がまばらなのは街中だけ。中心地から外れた住宅地では朝から宴会が始まっています。去年のお正月、私の家には朝6時から新年の挨拶と言って飲みに来ている人がいました。

『元旦は他人のうちを訪れないんじゃなかったの?』
『なに水臭いこと言ってるんだ! 俺たちはファミリーじゃないか!』
『いや。。。あなたは近所のおじさんですけど。。。あ。。。おじさんは叔父さんなのね。。。』

画像上、中:あちこちに出ている花市です。
画像下:去年の大晦日の花火です


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