■のんびりなのに急いでるの? 2004.10.4 update

東南アジアを旅したことのある方なら一度は感じた事があるでしょう、『暑い国の人は時間を守らない』と。そう、ここベトナムでもそれは同じ事。約束の時間が守られることは稀です。ベトナム時間は『ゴム時間』と言われるくらいに、元より伸びる事はあっても縮むことはないと言われています。

ある時、結婚式に誘われてローカルスタッフと連れ立って行こうと準備をしていると、ローカルスタッフ達が一向に腰を上げません。そのうちどんどん時間が迫ってきます。。。いや。。。すでに時間は過ぎていました。。。痺れを切らした私は『もう時間過ぎてるよ!早く行かないと失礼だよ!』とスタッフに言うと、みんな口を揃えて『shiroお腹空いてるの?』とからかいだしました。

よくよく話を聞くと、ベトナムの習慣では結婚式の開始時間より30分ほど遅れていくのが礼儀だと言うのです。時間ぴったりや時間前に行くのは、『お腹が空いてる卑しい人』となるそうです。本当か??、本当にそんな事言うのか??、その後何度か結婚式に誘われたので、『卑しい』と言われる覚悟で時間ぴったりに行ってみると確かに誰もいません。いるのは新郎新婦の家族だけ。開始時間を20分程過ぎたあたりから他の出席者がどんどんやってきました。

こんなのんびりしているベトナムですが、一度バイクや車に乗るとみんな別人になります。なぜかみんな物凄く急いでいます。信号待ちしている時もジリジリジリジリと間隔を詰めてきます。信号が黄色に変わると、何台かは『早く発進しろ〜』とばかりにクラクションを鳴らしてきます。前の方ではすでに走り出して交差点に差し掛かってるバイクもいます。

道路を走っているときも、トラックが徐行でもしようものなら容赦なく追い抜こうとします。路地に入ろうと徐行するトラックをどんどんバイクが追い越して行くので、トラックは逆に進めません。更にトラックの後ろには車の渋滞が出来ます。車も渋滞すると容赦なく追い越してきます。追い越した車も先に進めず渋滞を起こします、そしてその渋滞を追い越そうと二重三重の渋滞の列が1車線の道路の対抗車線まではみ出してきてしまいます。

みんな何をそんなに急いでいるのでしょうか? もしかして『お腹空いてるの?』

【短信】僕の居るダナン市は、ホーチミン市と違って9月上旬は乾季のはずなのに、ホーチミン市のような激しいスコールが降りました。1時間も降ると、排水設備の悪い道路は川のようになってしまいます。そんな時、バイクは当然のように歩道を走っちゃうから驚きますよ。


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