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今年、ハノイは例年にくらべて暖かくなるのが遅いと言われているが、それでも日中は25℃くらいはあり、Tシャツでもだいじょうぶ。鳥インフルエンザの終結宣言が発表されて久しく、旅行者もぼちぼちやってきている模様。
最近のハノイは、交通事故以外はいたって平和で、世界のいろんなところで戦争がおきているのが信じられないくらいだ。スーパーマーケットはいつも大盛況だし、レストランではパーティがたくさん行われている。ただ、イラクで日本人が誘拐された、というニュースはベトナムでも話題になっていた。ベトナム人の知人に意見を聞いたところ、小泉首相は自衛隊を撤退させるべき、との答えが帰って来た。日本は戦争をしない、という法律があるのだから、アメリカにはっきりノーと言えばいいのだとも。
私は不勉強で、自衛隊がイラクでどのような活動をしているのかよく知らないが、ベトナム人には日本の軍隊がイラクに行っている、すなわち戦争に参加している、と映っているようだ。人質になった日本人の中にボランティアの方もいた。そのとき思い出したのが、ベトナムでのボランティア活動をしていた何人かの知人たち。
今回のイラクで誘拐された方々は違うと思うが、私の知るハノイでストリートチルドレンのための活動をしていた人たちは、貧しい彼等のためというよりは、純粋培養で世間知らずの日本の若者が、本人の自己満足のためにやっている、というもので、中途半端なものであった。
ある人はストリートチルドレンの研究をするためにベトナムにきたとき、ベトナム人男性と出会い、結婚し、ベトナムに住むようになったのだが、その生活はストリートチルドレンと関わっていた人とは思えないほどリッチなもの。語学学校へ自家用車で通学という、駐在奥様のような生活をしている。
ある人はストリートチルドレンとの交流中、カフェで働く貧しい青年と恋に落ち、結婚話まで出たが、彼が北朝鮮の人と怪しいビジネスをしていたり、彼の田舎で想像を絶する貧しい暮らしを体験したり、彼の交通事故の怪我の世話をしているうちに、嫌になったみたいで、別れ話がこじれにこじれ、いろんな人を巻き込んで、帰国してなしのつぶて。
ま、他人のことですから、とやかく言うことではないんですが。。。人のために何かをしようという気持ちはえらいと思う。こっちでベトナム人と結婚したり、長く在住している人はたくさんいるけど、私を含め、ほとんどの人たちが自分のことで精一杯、他人のことなんて知らん!という人たちばかり。日本にいるときより他人のことを考えられなくなっている。ベトナムの家族以外の人は信用ならじ、という風潮も影響していると思う。
外国で住むこと、活動する、ということはその国のことをよく知らないと、失敗したり、よかれと思ってしたことでもその国の人の迷惑になったり、ときには命の危険にもさらされることがある。ベトナムに住む際に母がアドバイスをしてくれた言葉を思い出した。「地味にしていなきゃいかんよ、周りの反感を買うようなことを言ったり、したらいかんよ」と。
これから外国へ旅行される方もこのことは心の隅にとめておいてもいいと思う。私ももういちど胆に命じようと思う。
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