■SEAGAMEに燃えるベトナム 2003.12.15 update

いよいよ冬本番に入ったハノイ、といっても日中は20℃近くある。暑い国というイメージのあるベトナムでも、北部の朝と冬は長そでのジャンパーなしでは寒くていられないほどだ。

しかしそんな寒さも吹き飛ばすイベントが今年はある。それはSEAGAMEだ。このイベントに日本は含まれていないので御存じでない方も多いと思う。簡単にいえば、東南アジア版オリンピックで、タイ、カンボジア、ミャンマー、ブルネイ、ラオス、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム各国の選手が集い、各種スポーツを競い合うというものだ。今年で22回目だそうで、意外と歴史は古いのだ。

そして今年はベトナムが開催国!ということで、夏くらいから首都ハノイでは新しいスタジアムは作るわ、開催地ベトナム・オリジナルマスコットの水牛君(名前があるのだろうがよくわからない)のグッズが店頭に並ぶわで、かなり盛り上がってきていた。

いちばん驚いたのが、開催1ヶ月くらい前から、路のいたるところに交通警察の取り締まりがあったこと。東南アジア各国からお客さまがおいでになるということで、ベトナムの"世界で悪名高き"交通マナーの悪さを払拭すべく、100メートルおきくらいに警官が立って交通違反をする人に目を光らせている。先日、ベトナム人の友人が赤信号で右折し、公安に捕まりバイクを没収された(1ヶ月後に返してくれる。もしくは罰金を払う)と半泣きの電話がかかってきた。御愁傷様としかいいようがない。

また、SEAGAMEが直接の原因かは定かではないが、いきなり中心地の路の多くが突然一方通行になってしまい、徒歩なら5分の道のりを、バイクだと倍以上の時間をかけ遠回りをせねばならなくなってしまった。

いざSEAGAMEがはじまってみると、国民全体が熱狂的なサッカーファンであるベトナムでは、ベトナムの試合がある時間帯は会社も学校も開店休業状態。そしてベトナムが勝利した後はベトナムの国旗をふりかざし、はちまきをしめた若者がバイクで街の中心地にくり出し、はてやデモか革命か?と錯覚してしまうぐらいの騒ぎだ。

12月4日に行われたベトナム、タイ戦ではベトナムが1ー0で勝ち、その後街は混乱状態になり、翌日、在ベトナム日本大使館からSEAGAME中にベトナム戦があるときの外出には注意!とのお達しがでたほど。私はそのとき、折悪く、外出せねばならず、数百人の若者にバイクでとりかこまれ身動きができず、久しぶりに恐怖を味わった。

12月4日から13日の最終日までこの騒ぎは続く。次回では、SEAGAMEのその後の状態をレポートしたいと思う。

*画像はイメージです。


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