■ベトナム人との結婚 2003.8.4 update

私がこちらに移住してきた3年前までは、日本人女性がベトナム人男性と結婚する、というのは珍しかったが、最近ではよく聞くようになった。私の周りでも5組はすぐに挙げることができる。ただ、この場合、ご主人が日本人で奥さんがベトナム人というのは昔からもよくあることで話題にならないので、今回は奥さんが日本人&旦那がベトナム人のカップルに焦点をあてたいと思う。

実は、ベトナムでもっとも有名人のうちのひとりといわれている、農学者の奥さんは日本人である。このことは多くのベトナム人にも知られている。彼女はベトナム戦争前からベトナムに住んでいて、今も南部でご健在らしい。

話はもどって、私の周りのカップルたちの出会いのきっかけは、奥さんが留学でベトナムに来ていて知合った、もしくはベトナム人の旦那さんが日本に留学していたときに知合った、というもの。旦那さんは日本語が話せたり、片言でも話せる人がほとんどである。旦那さんの家族と同居している人もあり、独立して住んでいる人もいる。ベトナム男性は家事をよくする、と聞くが、実際はする人としない人がはっきりしていて、家事をまったくしない旦那もたくさんいる。

ほんとうの家庭の事情はよくわからないが、ベトナム人の男性と結婚した日本人女性たちはそれなりにベトナムの習慣に従いつつも衛星放送でNHKをみたり、和食をときどき食べたりしてうまくやっているらしい。

現在、私の周りでは2人の日本人の奥さんが妊婦だが、お二人ともベトナムの地元の病院で産むらしい。ちなみに私のパートナーもベトナム人だが、もし私が妊娠することがあったら、出産は里帰りで日本でするつもりだ。ベトナムでは産後1日で退院しなければならないし、産後は1ヶ月風呂に入ってはいけない、と言われているからだ(いくらベトナム人でも実際、1ヶ月も入らない、ということはないだろうが)。

妊婦の2人は「ガチョウの卵を食べると賢い子が産まれる!というので、旦那が走り回って、ガチョウの卵を買ってくるが、なにせ大きい卵なので食べるのが大変」とこぼしていた。日本人からみたら根拠不明の食べ物のアドバイスもかなりあるらしい。

こうやって周りに従って上手くやっていく奥さんはいいが、しかし中には、どうしてもベトナムの習慣になじめず、旦那をひきつれて日本に帰ってしまった奥さんもいる。彼女は親戚のアポなしの突然の訪問、週末ごとに実家に帰る旦那に耐えられなかったそうだ。

ベトナムではアポなし訪問は珍しいことではない。これを嫌がっていたら、確かにベトナムでは暮らせないと思う。私も最初は困ったが、逆に自分から嫌がらせのつもりでアポなし訪問を試みてみたら、嫌がるどころか歓迎してくれたので、それではじめて「アポなし=仲良しの証拠」というのがわかったのだった。

どこの国でも嫁は旦那の家の習慣にある程度従わなければならないので、どこの奥さんもたいへんであるが、気がついたら、短期滞在の親戚を入れて一部屋に老若男女9人が生活、なんてことがあるのは東南アジアぐらいだろう。これでイライラしない日本人の嫁ははたしているのだろうか!?


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