■ハノイ人の避暑地 2002.9.2 update

暑さには強いと思われるベトナム人も涼を求めて海や高原に遊びに行く。ということで今回はハノイ人の避暑地について紹介したいと思う。

経済の発展とともに、ベトナムは今、旅行ブームである。といっても一般人は海外へはまだ自由に出入りできないのでもっぱら国内旅行である。現地の人に避暑地として人気があるところのひとつがベトナム北部にある、カットバー島である。ここはユネスコの世界遺産の、ハロン湾の近くにあり、ハノイからバスとフェリーを使って半日くらいで行くことができる。ハロン湾と同じような景観が楽しめ、海水浴もでき、ハロン湾よりもこじんまりとしているのでベトナム人にとても人気がある。外国人のためのツアーがないのか、個人で来る欧米人バックパッカ−以外外国人をみることはあまりないので、観光地化されていないところを好む方にはおすすめだ。

ただ、私は今年、ベトナム人の友人たちと初めてカットバーに行ったのだが、2点、日本人としてつらいところがあった。1点め、フェリーに乗ったときのこと。ハイフォンという港(ベトナム戦争時代、北爆で有名だったところ)から島まで1時間半くらい高速艇に乗るのだが、ベトナム人は乗り物酔いをする人がとても多く、出発して30分もすると周りはほとんど全員ビニール袋を口に当て、たいへんなことになってしまった。普段、乗り物酔いはしない私もその様子にもうすこしで危ないところであった。

2点め、日本でも夏になると水難事故があるが、カットバー島でも毎日のように溺れる人が出るらしい。ベトナム人は泳ぎができない人が多く、海での知識もないため、深みにはまってしまう人が多い。また、ときどきおこる強風で高波に飲み込まれる人も多いらしい。でも浜辺には監視人も注意書きの看板も何もない。もし、ベトナムの海で泳ぐことがあれば、ぜひ、注意していただきたいのがベトナム人が遠くで泳いでいても信用しないことである。地元ではなく、旅行者の無知がゆえの行動かもしれないので。。。

この文章を読んで海は怖い! と思った方は山での避暑はいかがだろうか。ハノイから70キロくらい離れたところ(車で2時間くらい)にホアビンというところがある。日本語に訳すると「平安」という意味らしいが、そのとおりののどかなところである。かやぶき高床式住居があちこちに残っており、山あいでそれらを目にしたら日本昔話のテーマソングを口ずさみたくなることうけあい。道を進んでいくと(道は舗装してあるので車ででも行ける)田んぼには水車が残っており、地元の子どもが遊んでいる。ホアビンからさらに奥地に行くと、キムボイというミネラルウォーターがとれるところに着く。ここでは50メートルの温泉プールがあり、泳ぐことも可能(ただし、更衣室などの設備はお粗末)ひと泳ぎしたあとはプール近くの高床式レストランで野生動物料理(前回で紹介済み)を楽しめることができる。お土産は牛乳で作った落雁のような素朴なお菓子。普通の民家で売っている。すごくおいしいので行かれる方はぜひお試しあれ。

ホアビン、キムボイは個人的に気に入っているところでベトナム人にはとても有名なところらしいが、外国人用に観光地化されていないところなので不便なところも多々ある。そこは自分の知恵と勇気で乗り切るのがベトナム旅行の醍醐味!?

ハノイやホーチミンもいいが、車を1日チャーターして少し遠出をしてみるのもベトナムのよさを発見できる旅になると思う。

画像:ホアビンの水車


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