■年末年始の元気の秘訣は・・・ 2008.1.15 update

皆さん、ボナネ(Bonne Anneeあけましておめでとうございます)! フランス人が決まって新年にかわす3つの願いは「健康とお金と愛情」です。中には、「健康だけを祈ってくれ。後のことは自分で何とかするから」という人もいますが、本当にその通り。健康がすべての基本ですね。それではフランス人に習って、私からも皆さんにお祈り申し上げます。今年も美味しいものが美味しく食べられて、しっかり稼いで、楽しい旅も出来て、人間関係に恵まれた一年でありますように。

新年と言っても、こちらには日本のように正月休みというものはありません。クリスマスの25日と1月1日だけが祝日で、その2日間以外は31日まで働いて、2日からは通常通りの仕事になります。といっても、クリスマスは家族の大行事ですから連日家族親戚が集い大ご馳走を食べてプレゼントを交換しあい、31日の夜は友人たちと午前0時を迎えるために夜更かしで晩餐をするのです。

クリスマス前の準備も含めてお祭り気分がハイテンションに盛り上がっているところへ、あっさりと1月2日から街は一気に通常モードに戻るわけですから、日本から来たばかりの時はかなり白けた気分になったものです。なに、これがお正月なの?とめんくらったものでした。日本の「お正月」という観念はないのですね。新年を迎えるカウントダウン、そこまでがこちらのメインのイベントなのです。

さて、このクリスマスから大晦日にかけての一大ご馳走続きの期間に、フォアグラよりも多く出回る食べ物ものといったら何だと思いますか? それは、チョコレートなのです! チョコといえば、日本で連想するのはバレンタインデーですが、こちらでは、年間の売り上げの主要を占めているのがクリスマスなのです(クリスマスに続いて消費されるのが、春の復活祭の時です)。なんと、75パーセントのフランス人がチョコレートを一番食べるのはクリスマスだと答えています(CREDOC(*)による2005年調べ)。

確かにスーパーでもお菓子屋さんでもチョコレート屋さんでも、この時期並んでいるのはチョコばかり。クリスマスの食卓にも、ちょっとしたプレゼントの追加にも、知人やご近所の新年のご挨拶にも、学校でも、職場仲間にもチョコレート。これでは口にせずに一日を過ごせるわけがありません。

14歳以上からお年寄りまでのフランス人の81パーセントが、チョコレートが好きとはっきりと肯定しているそうで、一人当たりの年間消費量は7.3kgだそうです。お隣ドイツはさらに多く11.1kg、スイスは10.8kg(Cabisco/ICCO国際ココア機関による2004年調べ)、ということは、約10kgの米袋ならずチョコ袋を一人1年で食べるイメージになるのですね(ちなみに日本は2.2kg)。

食べるのなら、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートよりも、カカオ成分の多いビターチョコがおすすめです。なぜならカカオに含まれるポリフェノールが動脈硬化や高血圧を防いで、ビタミンEがアンチエイジングにもなり、またマグネシウムも豊富なのでストレスや鬱(うつ)に効果的だということですから。ひょっとしたら、こんなに忙しい年末を過ごしながらも、新年にはさっさと仕事復帰できるフランス人の元気の秘訣は、この時期せっせと食べるチョコレートにあるのかもしれません?

そうそう、こちらで1月下旬になってチョコレートを誰かにプレゼントすると、時期はずれの感があります。クリスマスの売れ残りかと怪しまれるかもしれませんのでご注意下さいね。

*CREDOC(Centre de Recherche pour l'Etude et l'Observation des Conditions de Vie):生活環境に関する研究と調査を行う機関

画像上:クリスマスの時期、我が家にもチョコのプレゼントが山盛り・・・。春の復活祭(「春分の日」以降の満月の次の日曜日)までかけて食べます・・・。


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