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2007年、皆さまのご多幸と、この欄を読んで各国に想いを馳せている方には楽しいご旅行運をお祈り申し上げます。さて一年をスタートする前に、師走のフランスの様子をお届けしましょう。
12月、フランスはクリスマス準備で一色になります。クリスマスと言えば日本ではサンタクロースから子供たちへのプレゼント、そして恋人たちのロマンチックな季節でもあると思いますが、こちらは一年総決算の出血家族大サービスの季節。家族親族集まって、一年の感謝を込めてプレゼントの交換をし、普段は食べない高級なものをいただいて、真夜中のミサに赴くのです(ミサには行かない人も多いですが)。
さて、このプレゼント。子供たちや恋人にだけではありません。妻や夫に始まって、両親、義両親、おじいちゃんからおばあちゃん、おじさん、おばさん、いとこに、姪や甥・・・・リストに並ぶメンバーはファミリーの主要人物であっという間に埋められていきますから、プレゼント選びがクリスマス準備の要と言っても過言ではありません。11月のトゥッサン(万聖節)のバカンスが過ぎると、各店からプレゼント特集と名売ったカタログが続々と配られます。
最近ではインターネットショップという強い味方も現れて、時間のない師走のラストタイムに駆け込んで購入することもできるようになりました。そんなプレゼントの平均予算額は548ユーロ。ヨーロッパではドイツに続いて低い予算ですが、失業率や経済不安が影響しているのでしょうか。中には借金をする人もいるそうです!
そこまでして選んだプレゼントですが、なんとも残念ながら3分の1の人が、受け取ってガッカリしたと告白しています。ちなみに12歳以下の子供の欲しいプレゼントの第一位はゲームソフト。フランス女性はアクセサリーや旅行だそうですが、希望通りのものをサンタクロースは持ってきてくれないのだそうです。
日本では、お歳暮などを包装紙を変えてよそへまわす習慣が密かにありますが、こちらではそれはタブーとされてきました。それが、これもインターネットの効能というべき現象が起こりました。クリスマスの翌日から早々に、オークションサイトにはお気に召さなかったプレゼントが軒並み出品されるということです。
売れたお金で自分の好きなものを買う・・・現代的で無駄がなくてよいですが、もっといいのは、最初から気に入ったものがもらえることですね。プレゼントを探す労力や時間、費用は相当なものですが、それ以前のコミュニケーションがきちんと取れていないと、空回りをしてしまいます。本当にむずかしいですね、プレゼントって。
このオークションサイトでは、すでにクリスマスプレゼントを出品した経験者の93%はまた来年も必要があればする、と答えているそうです。タブー解禁でしょうか。それでも38.7%のフランス人はまだ、ショッキングな行為、と思っているそうです。皆さんはどう思われますか。
街の飾りつけは、到る所で行われています。パリやリヨンなどの大都市はイルミネーションが美しく豪華ですが、多くの小さな市町村では、一般に地味で質素なものです。でも市役所によじ登るサンタクロースがいたり、ちょっとしたユーモアが感じられたりするでしょう。その分、各家庭が家の外にリースやサンタクロースやイルミネーション飾りをして、雰囲気を盛り上げることに貢献しています。
さて年が明けて、フランス人の2007年の抱負、第一位は健康管理だそうです。第二位は収入アップ、第三位は雇用先を見つけること、と出ました。社会状況がしのばれる願望です。今年は大統領選挙も控えています。フランスにとってどんな一年になるのでしょう。
画像上:大型スーパーの店員さんたちもこの時期サンタクロース帽子をかぶっています。ご苦労さまです。天井にはクリスマスの飾り。
画像下:その昔、真夜中のミサに行く前に暖炉の火に大きな薪をくべてから出かけたことに由来する、「ビュッシュ(薪)」と呼ばれるクリスマス限定ケーキ。現在ではいろいろな味が出ていますが、伝統的なのは画像のように、バタークリームを使ったものだそうです。
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