■イチゴとホワイトアスパラガス 2005.5.16 update

フランスの春の食卓を彩るものというと、イチゴやアスパラガス、グリーンピースなどを思いつきます。フランス産イチゴの初物は南仏のガリゲットと相場が決まっていますが、初物とあってお値段も高め。4月上旬、スペイン産のものが500gパック3ユーロほどで売られているのに対し、ガリゲットは250gのパック入りで4.6ユーロの値がついていました。

1ヵ月過ぎて少し値段が下がり、山積みの大きなパックのスペイン産イチゴの横に、こじんまりと、すましたように並べられているガリゲットを買っていく人も増えてきたようです。ガリゲットは、香りはよいものの甘味に少し欠けるので、そのままよりも少し手を加えた方が美味しく食べられます。ルセット(フランス語でレシピのこと)をご紹介しますので、イチゴの甘味が少ないと感じた時などに試してみてください。

イチゴ1パック(300g)は洗ってへたをとり、小さい粒は縦に2つに、大きめの粒は縦に4つに切る。切ったイチゴと、オレンジジュース(果汁100%)200cc、グラニュー糖大さじ1、あればオレンジフラワーウォーターを適量、ボウルに入れてよく混ぜる。たったこれだけです! 砂糖の量はお好みで加減してください。

食べる30分から1時間前に作っておくと風味がなじみますが、冷蔵庫に入れて冷やしてしまうと甘さを感じにくくなるので避けた方がいいと思います。食べる直前に、細く切ったペパーミントの葉を散らしてもおいしいです。旅行中でも、スーパーで材料を買ってホテルの部屋で簡単に作れますから、歩き疲れた時の新鮮な果物とビタミンC補給になりますね。

ホワイトアスパラガスは、本当においしい時期は限られているので、旬の間に1年分を食べるような気になって、買い物のたびにカゴに入れてしまいます。グリーンアスパラガスと違って皮が硬いので、ピーラーで二度剥きしてから茹でるのが美味しく食べるコツです。わが家でこのホワイトアスパラガスに添えるのは、義母に教わったムスリーヌのような軽い食感のソースです。マヨネーズベースで簡単なので、ご紹介しましょう。

卵黄1個とビネガー大さじ1、塩・胡椒、マスタード各適量をボウルに入れ、ハンドミキサーなどでよく混ぜる。塩が溶けきったら、混ぜる作業を続けながら油を少しずつ流し入れる。150ccほどを目安に、好みの質感に仕上げる。別のボウルに卵白1個分を八分だて位に泡立て、まず大さじ山盛り一杯ほどを作ったマヨネーズに加えてよく混ぜる。それを卵白のボウルに戻し、ゴムべらなどで卵白をつぶさないように混ぜればできあがり。

ビネガーや油の種類を変えると、また違った風味のマヨネーズになります。わが家ではシードルビネガーとオリーブオイルを使い、日本から持ってきた貴重な(!)柚子果汁を少し加えます。マヨネーズはハンドミキサーやフードプロセッサーを使えば、ほとんど分離することなく作れます(私は普通の泡立て器で作ってしまいます。難しくないですよ)。市販のものとは違う、フレッシュな風味が楽しめるので、普段のサラダにも是非どうぞ!

画像上:真っ赤に熟した南仏産ガリゲット。
画像中:ロワール地方のソローニュ産ホワイトアスパラガス。丁寧に紙で包まれた上にネットでくるまれていました。1キロで5.5ユーロでした。
画像下:桜に続いてマロニエの花も満開。白が多いのですが、最近植えられたものにはピンクもあります。

【短信】ゴールデンウィーク中、パリでも多くの日本人観光客の方を見かけました。この時期は天気の変化と寒暖の差が激しいので、うまく調節のできる服をお持ちになることをお勧めします。天気のよいお昼時などは、サンドイッチなどを買って、近くの公園で食べるのも楽しいですね。フランス独特のバゲットのサンドイッチは、スーパーやテイクアウトのお店よりもパン屋さんで買う方がおいしい確率が高いようです。(5/5)


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