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先月の「短信」でパリの積雪をお伝えしましたが、それから2週間ほど、ヨーロッパ中で真冬の天気が続きました。パリ市内では積もりはしないもののほとんど毎日のように雪が降り、近所の人々が顔を合わせると天気の話題です。「20日には春になるのにね」「まるで冬のまっただ中みたいじゃない? 春がちゃんとやってくるのかしら?」と心配顔でした。
ところが14日を過ぎたころから気温が急上昇。春を通り越して一気に初夏のような陽気になってしまいました。フランス北部でも気温が20℃を超える日があり、カフェのテラスには半袖やタンクトップ姿の人々が多く集い、天気予報では「6月頃の気温ですね」と司会者が苦笑い。3日間の気温の差が25℃という所もいくつかあったようです。
いったい全体、どうやって身体を合わせていくのでしょうか?! 今年のパック(復活祭)はかなり早めの3月27日。いつもならまだ肌寒い時期なので、去年末にご紹介した「ノエルをテラスで過ごすとパックは薪の側で過ごすことになる」という諺の通りになるかなと思っていましたが、どうやら外れそうです。
この時期、フランスでも花粉症に悩む人々がではじめます。昔は麦の刈り入れの頃に出たためか「干し草の風邪」などといわれていましたが、最近は患者が非常に増えて情報が行きわたり、ようやくアレルギーと認知されています(このあたり、情報に疎いフランスっぽいところですねぇ)。お医者さんに行けば薬を処方してくれるので、薬好きのフランス人は対症療法でこの季節をしのぐ人が多いようです。
日本では花粉除けに限らず、マスクをする人がめずらしくありませんが、フランスではこのマスクをする人はまず皆無と言っていいでしょう。マスクといえば作業用のホコリ除けか医者のもので、普段の生活の中で、風邪で咳が出るから、あるいは冷たい空気や人ごみの空気から喉を守りたいからとマスクをする人はいないのです。マスクなどして街を歩こうものなら人々の注目の的になること必至です。顔を見られたくない犯罪者か、はたまた伝染病(鳥インフルエンザやSARS)の重病人か、と思われるでしょう。
以前、フランスの北部でレジオネラ症が多発し、お年寄りの死者が何人も出て大騒ぎになりました。病原菌は、ある建物の排気孔から出る多量の水蒸気に含まれていると判明したにもかかわらず、外出するのにマスクをする人はいませんでした。命にかかわることなのに、何故?!と疑問に思いますが、当のフランス人達に尋ねてもちゃんとした答えは返って来ないので、これは未だに謎です。
私は日本からマスクを送ってもらい、咳が出たり喉が痛い時などに乾燥した部屋の空気から喉を守るために家の中でだけ使っています。マスクをつけて外に出ていく勇気は、、、ありません。
画像上:天気のよいお昼休み時に、近くの公園でサンドイッチを食べたり、日光浴したりする人々。3月末とはいえ日射しがとても強いので、日焼け止めが必要でしょう。
画像下:2週間前には雪が降っていたというのに、今は桜に似た花がポツポツと咲き始めました。
【短信】愛知万博のオープニングに出席するため、シラク大統領が訪日しますね。親日家として知られる大統領ですが、滞在中何より楽しみにしているのは「大相撲春場所の観戦」でしょう。パリ市長時代に大相撲パリ場所を招聘したことがありますし、2〜3年前、シラク夫人の誕生プレゼントとして家族から贈られたビション・マルテ(白い小型犬)に、夫人をさしおいて自ら「SUMO」と名前をつけてしまったほどなのです。(3/24)
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