■Jardinageージャルディナージュ 2003.8.4 update

日本でも人気のあるガーデニング。フランスではジャルディナージュと言い、以前お話したようにフランス人の余暇の過ごし方のナンバー2に選ばれるほど人気があります。視聴率の高いお昼のニュースの後、季節に応じた園芸のアドバイスをする短いプログラムがあるほどです。

都会のアパルトマン住まいだと窓の外にプランターを置いてゼラニウムを育てたり、室内に観葉植物を置いたりするくらいしかできませんが、すこし都会を離れると庭のある家でガーデニングを楽しめるようになります。ブリコラージュと同じくレベルは様々で、プランターでベゴニアやペチュニアを楽しむというレベルから、夏の野菜には事欠かないというほどの家庭菜園、果物のなる木を植えたり、石を積み上げて階段を作ったり、池を作ってちいさな橋を架けてしまうというような造園のプロ並レベルの人もいて、驚いてしまいます。 先日田舎へ遊びに行った際に、色々写真を撮ってみました。

家のテラスの手すりにプランターを架け、色とりどりのゼラニウムやペチュニアを植え込んであります。地面から壁を覆っているのは「藤」です。花が咲くと蟻がたくさんやってきます。日本的な花と思いこんでいましたが、フランスでも多く見られます。
とても香りのよいシェーヴルフイユ(すいかずら)をアーチ型に仕立ててあります。横には大輪のバラを植えてありますが、香りのことを考えてほとんど匂いのない品種を選んであるようです。
写真左:グリオットとよばれる酸味の強いサクランボの一種。実はジャムにしたり、甘く煮てタルトのフィリングにしたり。

写真右:かごにいっぱい摘んだグリオットの実。これで3キロほどあり、350gの壜で8個分もジャムができました。
飲料水としては使えなくても、井戸があると水やりにはとても便利。水道代が高い地方では井戸水の他、雨水をタンクに溜めている人も多いようです。横にあるのは水を汲み上げるためのポンプ(日本製です)。
収穫にはまだすこし早い家庭菜園。サラダ菜(写真右)やレタス、トマト、キュウリ、ナス、サヤインゲン、ニンジン、ジャガイモ等々、様々なものが植えられています。
写真左:カシス(黒すぐり)アペリティフで有名なキールに使われるクレーム・ド・カシスはこれが原料です。

写真右:グロゼイユ(すぐり)酸味の強い実で、フルーツサラダのアクセントや、加工してシロップに使われます。
写真左:菜園の隅にはハーブも。これはミントとローズマリー、シャルトリューズ。

写真右:煮込み料理によく使われるロリエ(月桂樹)。庭の隅に何気なく植えたところ、2年を過ぎたころからぐんぐん伸びだし、今では5メートルくらいありそうです。
階段を作るための石。四角く切ってあるものは「パヴェ」と呼ばれ、石だたみの道路に敷かれたりもします。
ジャルディナージュ専門雑誌。週刊誌、月刊誌といろいろ出版されています。
ゴルフボール大に育った「梨」。フランスでも「ナシ」と言いますが、洋梨とリンゴのハイブリッド品種だと思っている人が多いようです。
ティヨル(リンデン/菩提樹)の木。花はとても甘い芳香がして、この花の蜂蜜は花と同じくとてもよい香りです。

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