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今年の6月はフランス全土記録的な猛暑で、日陰でも38〜40度、南西部では41度を超えたところもありました。日陰でこの気温ですから、直射日光のもとではどんな気温になっていたのでしょうか!?
観測記録を塗り替えた町も多く、これほど暑い6月は約50年ぶりだそうです。観光地では、休日といえども昼間歩いているのは真っ赤に日焼けした観光客のみ。地元民は極力外出を控え、雨戸を締め切って熱気が家の中に入り込むのをふせぎます。テレビやラジオでは、喉の乾きを感じていなくても、水分を充分にとること、子供や年配者の健康状態に常に気をつけること等々の注意をくり返しています。こちらは太陽が出ると一気に空気が乾燥し、日本のような湿気のベールがないため、太陽光線が肌にチリチリと痛く感じるほど。まるでオーブンの中に入れられたようです。
ミネラルウォーターのボトルを持ち歩くのはお洒落でも何でもなく、何時でもどこでも水分補給するという実用のため。私は日本に住んでいる時、日常生活の中でそれほど喉が乾くということがなかったのですが、こちらに来て特に運動もしないのに喉が乾くのに気づいてビックリしました。空気が乾燥しているので、汗をかかなくても肌から水分が蒸発しているんですね。
この乾燥がお肌によいはずがありません。日本からやってくる人々のほとんどが、石灰混じりのアルカリ性の水とこの乾燥した空気で、あっという間にひどい乾燥肌になってしまいます。こちらで売られているシャワージェルは保湿力のあるタイプが多いですし(日本のシャワージェルのようなさっぱり感のあるものは見かけません)、普通のせっけんよりも、せっけん成分を含まないクレンジングバータイプの薬局ブランドものがお肌には優しいようです。もちろんシャワー後にはボディミルクかボディクリームを忘れずに。最近は保湿だけでなく、お肌の引き締め効果やセルライト消去、パール入りで肌を綺麗にみせるものなども豊富です。
70年代のナチュラル思考と、日焼けした肌はステータスシンボル、といったようなあまり根拠のないイメージから、極端に日焼けをする人は今でも多く、皮膚科のお医者さんたちを困らせています。皮膚科医の中には「日焼けのために日光に当たるのは厳禁。どうしても小麦色の肌が欲しかったらセルフタンニングクリームを使うように」と言う人も。こちらでは皮膚癌(メラノーマ)の患者が年々増え、陽光がまぶしくなる4月の中で1日を、「皮膚癌予防デー」として皮膚科無料検診を実施しているくらいなのです。それでも「日焼けが肌に良くないって聞いたことがあるけれど、きっと私は大丈夫よ」という人も多く、フランス人の日焼け志向は、まだ当分続きそうです。
画像上:直射日光のつよい日中は鎧戸を閉ざし、太陽が直接室内に射しこまないようにする。室内の気温が上がらないように、もちろん窓も閉めておく。
画像中:隙間のある鎧戸だと、室内は真っ暗にならない(写真映りのために窓は開けてあります)。
画像下:日焼け止めクリーム(左右)とセルフタンニングクリーム(中央)。
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