| ■フランスの秋 |
2002.10.7 update |
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日本では、青く高い空が広がって気持ちの良い季節の秋ですが、フランスでは寒い冬を目前に、しとしと冷たい雨が降ったり、曇りの日が続いたりするはっきりしない季節が秋です。集合住宅ではセントラルヒーティングが入りはじめ、気温が下がってきたことを実感します。この頃になると、春から夏にかけて外に出てばかりいた人々も、屋外に楽しみを見つけるようになります。秋の新刊を求めて書店へ行ったり、評判の芝居のチケットを買ったり、、、そしてもちろん食べることは皆共通の楽しみです。
この季節、野菜や果物を売る店の店先には、日本でもお馴染みのぶどうや栗などの他に、イチジクや花梨、コロカントと呼ばれるデコレーション用のカボチャ、キノコ類がたくさん並びます。イチジクはトルコからの輸入品が多いのですが、南フランスのヴァール県産のものは小振りで色が鮮やかな高級品。よく熟したところで収穫され、美味しさも格別です。そのまま食べたり、フルーツサラダに入れたり、タルトやジャムも好まれます。花梨の実はまるで木のように固いのですが、ざく切りにしたものを蒸して果汁を取ってジャムやゼリーを作ります。オレンジ色のジャムやゼリーはとても香りがよく、フランス人が大好きなものの1つです。ところでフランス人は、ぶどうの皮も種も食べてしまいます。日本人の私にはどうしてもまねのできない食べ方ですね。
夏の終わり頃から話題になっていた展覧会が、いよいよ開幕。Le Grand Palais(ル・グラン・パレ)で開催の、"Matisse-Picasso" マティスとピカソの合同展です。ニューヨーク近代美術館、パリのピカソ美術館とポンピドゥー・センターから選ばれた彼らの代表作に加えて、普段は観ることのできない個人のコレクションからも何品か出展されています。日本でも人気のこの二大芸術家の合同展、来年の1月6日まで開かれていますので(火曜日休館)、この期間にパリにいらっしゃる方は、ご覧になってみてください。10〜13時の間は今のところ予約が必要なようですが、13時以降は普通の美術館と同じように入場できます。グラン・パレはシャンゼリゼ通りからもすぐなので、シャンゼリゼ散歩と合わせていかがでしょうか?
それから10月で忘れてはならないのが、サマータイムの終了。毎年第3か第4日曜日の午前2時頃、時計の針を1時間遅らせます(日本との時差は8時間になります)。日曜日の朝、1時間余計に朝寝坊ができると言う訳です。旅行中の人は、気をつけないと1時間早く駅や空港に着いてしまったりするので、確認したほうがいいですね。
画像右上:ぶどう(よい香りと甘さのミュスカ・ド・ハンブール)
画像左上:コロカントというデコレーション用のカボチャ
画像右下:フランス・ヴァール県産の生イチジク
画像左下:香りも味もよい、セープ茸。ソテーしてつけあわせにしたり、パスタとあえたりすると美味
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