■Vacances d'ete 夏休み 2002.8.5 update

フランスの学校は、6月末が日本で言うところの終業式シーズン。実際はクラス単位でパーティーをする位で、終業式というのはないのですが、6月30日から全国一斉に夏休みに入りました。これから9月5日の新学期初日まで、まるまる2ヶ月以上に及ぶバカンスです。ちなみに7月にバカンスをとる人々をジュイエッティスト、8月にとる人々をアウシアンと呼んだりします。この期間の週末はバカンスに出かける人、帰ってくる人で長距離列車の発着駅や空港などはとても混雑します。もちろん高速道路は大渋滞。毎年混むと分かっていても、ピーク時に行き来するのですから、日本のお盆の帰省ラッシュに似ているところがあるような気がします。

この時期パリではビジネスマンの姿と車の交通量がめっきり減ったり、行きつけのパン屋が4週間のバカンスのために店を閉めたりし、パリに住む人々はバカンスの季節を実感するのです。デパートやチェーン店などは通常通りの営業ですが、個人店などは3〜5週間夏期休業の看板を出して閉めてしまうところもかなりあります。観光客相手の店はともかく、地元住民相手の商売では、バカンスに出かけてしまう人々が多いこの時期、自分達もバカンスにしてしまった方が都合がよいのでしょう。

共働きが多いフランスでは、夏休みの間子供の面倒を見るのは難しいこと。母親が7月、父親が8月に休みをとって交代で面倒をみたり、田舎に祖父母がいれば安心して子供を預けられますが、そうできない人々もたくさんいます。そこでよく利用されるのが"Colonie de vacances/コロニー・ド・ヴァカンス"と呼ばれる林間学校(あるいは臨海学校)です。週単位で申し込むことができ、たいていは2週間から時には1ヶ月、子供を預けることができます。幼い子供や人見知りがちな子供の中には、知らない子供達のなかに放り込まれてホームシックになる子もいるようですが、毎日のアトラクション(滞在先によってハイキング、マリンスポーツなど様々なプログラムがあります)に参加するうちに、徐々に溶け込んでいくようになるとか。滞在が終了する時には、仲良くなった友達と「また来年!」と再会の約束をして帰途につきます。

さて、この時期にバカンスをとらずに街に残る人々ももちろんいます。そういう人々のために、パリでは市の主催で "Paris-Plage/パリ・プラージュ(パリ・ビーチ)”がオープンしています。セーヌ川のサン・ルイ島とシテ島に面した右岸に砂や小石を入れ、芝生をしき、ヤシの木、パラソル、サンベッド等々をおいて「パリで海辺の気分をどうぞ」というもの。貸し自転車やカフェなどもあって、天気のよい日には多くの人が憩っています。初日の7月21日には50万人もの人で賑わったというこのパリ・プラージュは、8月18日まで開かれているので、この時期にパリにいらっしゃる方はパリのビーチを楽しんでみてはいかがですか。


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