| ■SOLDE/ソルド |
2002.7.1 update |
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フランスではほとんどの県で6月26日から"SOLDE/ソルド(バーゲン)"が始まっています。春先からこれまでの天気があまり思わしくなかったため、夏物衣類などは売り上げが伸びず、メーカーやブティックではこのソルドに望みをかけているようです。
さて、6月26日からと書きましたが、フランスでは「ソルドと名のつく販売方式は年に2回、各回とも最長6週間」と、なんと法律で厳しく定められているのです。そしてその6週間の初日と最終日の日付けは毎回県単位の知事令によって報じられます。この6週間の期間内であれば、小売店はそれぞれソルドと銘うって値下げによる販促ができるのですが、この期間以外では、たとえ1日たりとも「ソルド」という言葉を使うことは禁止されているのですから、厳しいものです。ポスターや店内の吊り広告なども御法度です。ですからソルドの前日は、どこの店でも夜遅くまで準備に追われます。
もし、この期間以外で値下げして売り上げを伸ばしたいと思ったならば「PROMOTION/プロモーション(特売)」とか「PRIX SPECIAL/プリ・スペシャル(特価)」などの言葉を使わなければなりません。これらの一般の値下げとソルドでは大きな違いがひとつあります。ソルドで売られる商品は在庫一掃が目的なので、色やサイズがなくなったらそれまで、客側が涙をのむことになります。しかし普通の値下げの場合には、値下げ対象商品が売り場になくなった際、店側は責任を持って同じ商品を提供する義務があるのです。「あぁ、それはもう品切れです」と知らん顔は許されません。
この時期洋服や靴などは30〜40%オフになりますし、在庫の家電製品も半額にしてしまうスーパーマーケットもあり、ソルドの初日はどこの店も大変なお客が押し寄せ、テレビのニュースでもその様子が紹介されるほど。店のシャッターが開くと同時にその下をくぐり抜けて全力疾走し、洗濯機とテレビを手に入れて「これ、半額ですよ!半額!早起きして走る甲斐があるじゃないですか!」と興奮気味に話す人がいたりして、見ていると思わず苦笑してしまいます。もちろん慎重派も多く「前々から下見をして、欲しいものが(定価で)いくらなのか、チェックしてました」とか「まだ20%引きにしかなっていないので、もうすこし下がるのを待ちます」という人々もたくさんいます。
フォブールサントノレ通りやモンテーニュ街などに並ぶ高級ブティックでも、もちろんソルドがあります。この場合期間を6週間いっぱい設けることは少なく、1週間くらいで終えてしまうところが多いようです。それでも普段こういうブティックで買い物することが滅多にないフランス人が、この時期には列に並ぶようです。日本人に異常な人気を誇るエルメスですが、彼らは本店でのソルドをせずに、別の場所でホールを借りてソルドを行っています。それも短期間(今年は6月26〜29日)ですので、エルメスのソルドを目的にパリにいらっしゃる際にはご注意を。
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