■バンコクの「今」が堪能できるソイ・ランナム 2007.3.20 update

なんと1万平方メートルの売り場面積を誇るという巨大免税店が登場して俄かに注目を集め始めたバンコクきってのローカルストリート「ソイ・ランナム」。空港出発前の慌しい中じゃなくてゆっくりじっくり免税ショッピングを楽しみたい!という方は訪れる機会もあるかもしれないけど、そんなときはちょっとこのローカルストリートでタイの別の一面を覗いてみては?

タイは評判が真二つに分かれている(悪評のほうが多いかもしれない)。新空港も「ここはショッピングコンプレックスか?」と見紛うほど、高級ブランド品がどどーんと中央の一番いいスペースを占めていて、水の1本や缶ジュースの1つさえ買うのに苦労する有様なのだけど、その新空港の免税店を一手に引き受けている「Kings Power Duty Free」が新しく巨大免税店を高架鉄道BTSの「戦勝記念塔」(Victory Monument)駅近くのソイ・ランナム(ソイは小道の意味)に数ヶ月前オープンした。

ちょっとバブルの終わり頃の気配が漂う最近のバンコクに相応しい、「そこまでやるか」の贅沢な作りの免税店。広大な庭に噴水、巨大なガラスドームは、「免税店に必要ある機能なのか」というとよく分からない。でもそこらのバンコクのデパートに比べても遜色ないブランドテナントの数、空港まで持っていってくれる気軽さ、デパートと空港での面倒な免税手続きなどを思うと、何かお目当てのブランド品がある人には便利な存在かもしれない。

どれくらい集客できているのかは、在住者の私達はあまり入る機会がないので(入館にはパスポートなどを持って手続きする必要があり、高級ブランドなどは空港での引渡しとなる)ちょっと定かではないけれど、日本の大手旅行者の団体ツアーなどには大抵ここへの立ち寄りが盛り込まれているようだし、ある程度の集客は見込めるのかも。この敷地内には今年中頃には4つ星クラスのホテルNovotel King Powerもオープンするそうだし、もっと便利になっていくかもしれない。

さて、こんなゴージャスなタイの世界を楽しんだら、ちょっとはバンコクの下町っぽい雰囲気に触れてみるのもいいかも! というのも、このソイ・ランナム、このキングパワーができるまえから、タイ東北地方「イサーン」の郷土料理のお店が集結し、昼夜問わず色々な屋台が出て賑わう、地元っ子に愛される通りとして有名だったのだ。どちらかというと、そんなローカルで下町な雰囲気の中に突如不釣合いなガラスのドームが登場したような感じかもしれない。

昼は付近のオフィス従業員を狙ったクイッティアオ(タイヌードル)やお惣菜とごはんのお店が軒を連ね、夜になるとチムチュム(イサーン風鍋)やガイヤーン(鳥の炭火焼)などが目立ってくる。屋台はちょっと抵抗がある人にも、日本語メニューもあるイサーン料理の代表格「ティダ・イサーン」や、珍しい南部料理が食べられる「マリカ」など、食堂(といっても屋台に毛がはえたような程度だけど)もある。

キングパワーでお買い物して、こんなローカル・ソウル・フードもトライすれば、この数百メートルの小道で、バンコクの「今」を思いっきり効率よく楽しめるかも?!

画像右上:ソイ・ランナムの入り口は戦勝記念塔(ビクトリーモニュメント、タイ語はアヌサワリーチャイ)からすぐ。
画像左上:去年オープンした駅前の小さなショッピングセンターへ、改札口から直結している。入るとする、免税店の案内コーナーが眼に入る。このショッピングセンター1階出口脇からは、徒歩5分ほどの免税店までのトゥクトゥク送迎サービス(金色っぽい黄色の車体)もある。
画像中:免税店入り口。
画像左下:この通りにはちょっと不釣合いなガラスのドーム。免税店中央にそびえる。
画像右下:南部料理も食べられるお店、マリカの前の通り。お店の目の前に出ているのは別の屋台のお店のテーブル。屋台のお店は昼と夜で別の店に入れ替わることが多い。


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